私がもし動物だったら、とても狭い範囲にマーキングをして生きていると思う。
人がいない場所で好きなことをしている時は、ひとりぼっちだと感じない。
むしろ、快適空間だ。
自分の好きな行きつけのお店。
ご縁があって生き始めた場所。
静かにそこに通いたい。
でも、そこにわーっと入ってくる人がいる。
1人の静かな空間に、
「昨日〇〇さん来たよ」
「〇〇さんどうしてる?」
と、私とは関係のない音が混ざる。
くつろぎの空間から、言葉を選び、空気を読む緊張の場に変わる。
会話をしていても、最後にはいつもその人の話で終わってしまう。
それだけ、自分の色を持っている人なのだと思う。
悪いわけじゃない。
でも、私には少し強すぎる。
そのたびに、その場で静かにくつろぐことが難しくなる。
毎回、そんなやり取りを見ていると、その場に魅力を感じることが出来なくなってしまう自分がいる。
嫉妬?
最初はそこを突く自分がいた。
「自分も割って入って話せばいいのに」と。
そんなことが出来ていれば苦労はしないし、そもそも人と話すだけで疲れてしまうのが常。
ましてや、人の会話を遮るのは苦手だ。
話すのが嫌いなわけじゃない。
ただ、どんなに長い付き合いで、気心が知れてる相手でも、バイバイと言ったあとにドッと疲れが来る。
頑張ってみた。
もっと広く人と関われる自分になった方がいいのだと思っていた。
でも、無理に広げようとすると、
自分の呼吸の方が浅くなる。
友達の友達は皆友達だ。
世界に広げよう。友達の輪。
このスローガンは素敵だと思う。
でも、無理っぽい。
だから、ご縁繋ぎも無理はしないことにした。
悪い人じゃない。
でも、不協和音のように感じることはある。
それを「気にしすぎ」で終わらせずに、
自分にとって無理のない距離を知っていくことも、
大切なことなのかもしれない。
人と広くつながることだけが心地よさではないとしたら、
あなたにとって安心できる距離は、どこにあるだろう。