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とある塾長の呟き

日々指導をしている中で感じていることや、
置かれている業界の環境など、とても多岐にわたる内容ですが、書いていきます
興味を持ってもらえれば、幸いです

※全3回の「参考書の選び方」シリーズは↓
参考書の選び方【その1】
参考書の選び方【その2】
参考書の選び方【その3】

単元の理解については、勉強において楽しい時間の1つだと思います
「そういうことだったんだ」「だからそうなるんだ」といった、プラスの発言を繰り返すことができれば、毎回の授業に前のめりになることは間違いありません

また、単元の定着は新しい学習を積み重ねていく上で、「復習」という意味でも必要ですし、「融合」「発展」という意味においても必要不可欠なものになります。

さて、これらの「理解」と「定着」は1セットにしていくものですが、学年によってセットの仕方が違うことが、私が指導をしている中での実感です
小学生に理解させることと、高校生に理解させることは全く異なるベクトルのものですし、定着させるときに取る手法も異なります
上記「参考書の選び方」シリーズで、小学生に向けた内容をあまり記載しなかったのは、参考書を選ぶという行為は、小学生については実はさほど重要でないと考えていたからです

今回はその小学生にスポットを当てて、話を進めていきたいと思います

小学生のやりがいとは何か
そういう質問が飛んで来たらどのように考えますか?

私は、「褒められること」に集約していくように感じます
その中でも「達成する」ことに対しては、おそらく中学生・高校生よりもこだわりが強い感じがします
達成することの具体例としては、「満点をとること」「教材が1冊終わること」「年表を暗記しきること」「テストが誰よりも早く終わること」など、自己満足で終わるのではなく他人が認識できるレベルのものにこだわる傾向があります

実は子供の中では後先を考えることをしません
目の前にある課題ややるべき内容が「終えられるか(または覚えられるか・解けるか)」という結果に執着するので、そこをきちんと踏まえて指導することをしています

「テストの答案が満点になるまで、とことんやり直しをしよう!」と言って、心に響くのは小学生が圧倒的多数なのです
逆に高校生にまでなれば、「なぜ今更こんなことをやらなければならないのだろう」とやり直しをすることの理由や動機づけが必要になってきます
小学生は、「そこにやった成果が残る」のであれば、ノートに何文字でも繰り返し文字を書きますし、何十回でも計算のやり直しができるのです

まさに、「習うより慣れよ」の精神で練習に取り組むことができれば、劇的に能力が向上します
逆に同じ問題集を1から繰り返しやりなさいと言われると、途端にやる気は減退していきます
学校の夏休みの宿題で、「計算プリント50枚!」と言われるのと、「1学期の計算ドリルをもう一度50ページまで!」と言われるのでは、後者の方がやる気が萎えてしまうのは、そういう理由です

だからこそ百マス計算の問題集は、理解度の向上に役立つわけです

<教育技術MOOK>陰山メソッド 徹底反復「百ます計算」/小学館

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マス目に答えをどんどん埋めていく
しかも○もたくさんつけてもらうことができる
小学生からしたら「やる気マックス」なテキストになるわけです

また、種々の中学入試の問題が載っている参考書なんかも、彼らからすれば「こんな中学の問題も解くことができた!」と自信とやる気を深めることができる、最高の動機づけになるわけですね

きんきの中入 標準編社会 2015年度受験用 (近畿の中学入試シリーズ)/英俊社

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小学生の保護者の方で、勉強そのものはやる気がないわけではないけど、家でどのようにすればもっと勉強してくれるのか
そう悩んでいる人は、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか
頭ごなしの注意は逆効果!過干渉にならない魔法の言い回し23個

小さい子どもは、大人の常識が通用しません。それで、食事中にマナーが悪かったり、公共の場所で騒いだり..........
≪続きを読む≫


子供のかかわりとの中で、ここ最近感じることは「過干渉な親が増えた」「子供のことを叱ったことがない親が増えた」ということです
これは、私が子供の時の大人も同様のことを考えていたと思いますし、どんどんその割合が増えているのか、時代に応じてその内容が変化しているだけなのかは分かりませんが、とにかく10年以上この世界にいると、確実に増えていることは分かります

今回のニュースの記事は、「なるほど」と思う一方、「ああ、これではダメなんだろうな」と感じることも現場の一個人の意見なのでしょうがいかがですかね?

ニュースの内容は、確かに子供を健やかに育てるには正しい方法です
ただ、私は子供は「動物」の側面が大きいと思っています
猫や犬を育てる時に、甘やかして、また褒めるだけで伸びるのか
「こうやろうね」と言って、全て言うことを聞くようになるのか

そう考えると、やはり躾として行う行為として、「●●はしてはダメ!」と伝えることも、非常に大切だと思うわけです

でも、記事にある通り常に怒り心頭で叱っていても、子供はやがて言うことはきくことはなくなるでしょう
小さいときは問答無用でOKですが、年次を経るごとに理性が備わり、「なぜ怒られているのか」と説明できなければ、「理不尽に怒られているだけだ」「むしゃくしゃしているから自分に当たってきているだけだ」となってしまいます

私が現場で常に実践していることは、タイトルにもある通り「イエローカード」と「レッドカード」を使って叱るようにしています

「同じ轍を2度踏まない」という言葉もある通り、人間だれしも1度はミスを犯すこともあると思います
ただ、1度目のミスの際に「なぜその事柄がダメなのか」「どのようにしていけばよかったのか」をきちんと順序立てて説明します
最後には「次に同じミスをしたら、本気で叱るから、そうならないように気をつけようね」と締めくくります

そのまま改善に向かう場合もあれば、そうでないばあいもあります
当然後者であれば、思いっきり叱り飛ばします
先述の「動物的な怯え」と「畏敬の念」を抱いてもらえるよう気を付けなければなりませんが、人が何かを変えるためには大いなるパワーが必要になります
己で気づけるようになるには膨大な時間と経験と知識が必要です
子供にそれを求めることは厳しいと思いませんか?

親は親の立場。子供は子供の目線
その2つをきちんと踏まえた上での躾は、とても大切なように感じています
それが「身を美しくする」行為だと思いますので

私の今回の意見は賛成・反対両方の意見があると思います
それでいいんだと思っています
子供の成長と幸せを願うことは親の気持ちとしては当たり前のことですが、その方法は様々です
正論が正義とは限りませんので、一意見として認識いただければ幸いです
●これまでの話の流れ
1:とりあえず参考書を買ってみよう。買うなら、「読み物」としての参考書を選ぶことが大切
参考書の選び方【その1】
2:読み物としての参考書の取り扱い方。その先にある「辞書式参考書」の購入へ
参考書の選び方【その2】

さて、参考書を辞書として取り扱うことを覚えるためには、次の方法を活用する必要があります

●参考書は、「汚してなんぼ」

参考書を購入したら、まずすることってなんですか
本についている帯を外す?カバーをとって保管しておく?
それらの全ては間違えていないけど正しくない方法です
ではどのようにするのか…

参考書を買ったら、まず「折り目」をつけなさい

これです!
表紙の両側をしっかり折り、線を入れる
参考書のちょうど真ん中、そして4分の1の部分で折り目をつける
とりあえず本を折り曲げて、「もうこんな状態じゃ、ブックオフに売りに行けない…」という状態にしましょう

参考書としての価値は、見開いて、その状態で机に鎮座させられることです
折り目がついておらず、あっちへパタパタ、こっちへパラパラとページがどこかへ行ってしまうようでは、無意味どころか勉強の妨害にもなります
きちんと「参考」にするのであれば、常に調べたいところをさっと探し出せる。それが大切です

その後、参考書として問題が分からない時に調べるわけですが、調べた項目はその都度マーカーで色を引くようにしましょう
マーカーの色は、まぶしい色でなければなんでもかまいません
その時にルールを決めておくといいかもしれませんね
(1回目:水色、2回目:オレンジ、3回目:紫、など)
何度も引く項目は、どんどんマーカーで色が重なり、見えにくくなります
ただ、何度も目にしているので、「ああ、またこの項目を引いてしまった」と思い出すことになるので、色が濃くなればなるほど、引いた瞬間に思い出せるようにもなります

ここで気を付けてほしいのが、間違えたところのページの端を折り曲げること(ドッグイヤーと言います)はしないでください
同様に、付箋を付けることもあまり感心しません
先ほどと矛盾するようですが、参考書で「調べる」ことが目的ではなく、調べた項目を「覚える」「理解する」ことが目的なのです

ページの端を折ることで、「調べやすく」することは、覚えることを妨害します
大切なのは「何度も同じ項目を調べてしまった」罪悪感から、「次こそ覚えてやるぞ」と決意することであり、前向きなエネルギーを放出することなのです
だから、使用するのはマーカーであり、色を重ねることで、自分の暗記できていない項目を認識させるようにするのです

前回の参考書の一覧でも挙げたNextageは、チェックの□が三つ並んでいます
別に三回までしか間違えられないわけではありませんが、何度も繰り返して参考にするテキストには、工夫のあるものが多くあります

簡単な問題でも、暗記物でも、なんであっても、バイブルになっている参考書をきちんと用い、使いこなす!
その気概を持つことが大切です
そして、それを貫き通すことができれば、受験の直前にはいい塩梅で参考書がボロボロになってくれていることと思います

さて、次は解くための問題集を選んでいくことが大切です
問題集は、それぞれの人によって嗜好が異なるので、なかなかお伝えしにくいのが現実です
大型書店で、あなたのインスピレーションにあったものを選んでみてください
ちなみに、高校英語の一連の流れについては、私のイメージにあるものを一例として挙げておきます

全解説頻出英文法・語法問題1000 (大学受験スーパーゼミ)/桐原書店

¥1,490
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基本が学校の問題集とNextageで文法事項は覚えることができるとは思いますが、市販の参考書であれば、Nextageを補う役割としてOK
これも参考書代わりに使用可能なので、使いこなしてみてはいかが

全解説入試頻出英語標準問題1100―文法・語法・イディオム・会話表現の総整理 (大学受験スーパ.../桐原書店

¥1,458
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Nextageの後に、文法の確認の総仕上げとしてやっておくと良い問題集
これをバイブルにしている人もいるが、Nextageよりも薄いというのが理由の場合が多い

全解説実力判定英文法ファイナル問題集―文法・語法・イディオム・会話表現の総仕上げ (標準編) .../桐原書店

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英文法ファイナルは、単元が分からないので入試のための実践演習にはうってつけ
内容としても、中堅私立大学までは十二分に合格するだけの力がつく

全解説実力判定英文法ファイナル問題集―文法・語法・イディオム・会話表現の総仕上げ (難関大学編.../桐原書店

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難関私立、国公立用
この内容を完璧にしていれば、あとは「長文読解」と「英作文」「和文英訳」ができるかどうかの問題に
かなり難しいので、手を出すときは注意が必要

やっておきたい英語長文300 (河合塾SERIES)/河合出版

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英語の長文読解は、河合塾の「やっておきたい英語長文シリーズ」でいけると考えています
内容も300,500,700,1000とあるので、必要な語彙数からやっていくことがいいかと
これの1000がきちんと理解できれば、模試や入試も心強いはず

このようになります(ちょっと長かったですね、すみません)

大切なのは「何を基準にしているか」ということ
私の場合は、文法は「桐原書店の瓜生さんが書いているもの」、長文は「河合塾のシリーズ」とこだわっています
こればかりは正解がないので、あなたなりの正解を見つけ出してほしいと思っています
【センター試験2015】海外居住者の出願は9/29-10/9
 大学入試センターは8月5日、平成27年度大学入試センター試験における「受験案内」の訂正と海外に居住..........≪続きを読む≫


センター試験が今年度から一新されることは、今年の受験生は必須の知識ではありますが、いよいよ出願が開始されるとなると湧いてくるのは「大丈夫かな?」という不安ですよね
実際私も今年は本当に「どの科目を受験するのか」「どういった学習方法がいいのか」を問う話が数多くいただくこととなりました

さて、科目の選択ですが、以下の内容を重視するようにしてもらえればいいのではないでしょうか
●自身の第一志望の大学における必要な科目
●その大学が複数の科目設定で可能な場合は、得意科目
●得意科目も見当たらない場合は、過年度の受験者数の多い科目

1つ目は分かりやすいですが、この科目を選択できなければ、受験のスタートラインから脱落することとなります
最低限調べておくようにしたいところですね
特に社会・理科は限定されている場合が多いです(上位大学になればなるほど)
「たぶん大丈夫」「去年はいけたから」などと思わず、きちんと最新情報を入手しておきましょう

2つ目は、得点の取りやすい科目に流されてしまわないようにすることが大事です
自分自身が好きな科目は、長い期間の学習においてモチベーションを保つことが容易になります
点数が取りにくいという話に振り回されることなく、信念を貫いてがんばるのみ!です

3つ目は、平均点のブレを少なくする措置です
受験者数が少ないと、その科目の平均点はその年によって大きく変動します
今年度は新課程での入試初年度であることから、テストの難易度は易化することが想定されます
その際に、受験者数の多い科目を受けておいたほうが、より安定して高得点を想定できます
模試の際にぶれることが少なくなり、自信につながるからです

現在本格的に2次試験の学習に入っている人が多いと思います
ただ、1歩足を止めてみることも、また重要ではないでしょうか
考えるわけですよ
「これでよかったのかな」「ああいうアドバイスしればなあ」って

でもそう思うことが、なくならないし
なくなったら、そこで成長が止まると、思うわけです

また明日
とりあえず今日のリカバリーを、とことんまでしていこうと思います

さて、寝るべ!