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とある塾長の呟き

日々指導をしている中で感じていることや、
置かれている業界の環境など、とても多岐にわたる内容ですが、書いていきます
興味を持ってもらえれば、幸いです

参考書はまず、「読み物」として読破できるものを、というのが前回の記事でした
参考書の選び方【その1】
今回は、その1冊の参考書を読むことができた、というスタートからにしていきましょう

●1冊を読了できれば、それを繰り返すことが大切

最初に買った参考書
読み切ることができれば、「私はやったぞ!」という達成感が生まれます
これは大切なことで、教科としての一連の流れを理解したことと同義であり、ミステリー小説で「こういうトリックがあったんだ」と実感することにも似ていると思います

さて、先ほどミステリー小説を例に出しましたが、トリックが難解かつ複雑で、しかも面白い内容の話であればあるほど、「あの時の主人公って、どういう気持ちだったんやっけ?」「あの時の内容って最後の伏線になってたんだ!」という気持ちが沸き起こるでしょう

その時にどうするか
おそらくですが、読み返すという行動をとるのではないでしょうか

参考書も同様です
全てをもう一度読む必要はありませんが、自分自身が「知ってる知ってる」とならなかった部分以降は全て読み返すようにしていきましょう
なぜそうするのか?
それは、「いまいち分かりにくいな」となった箇所からは、いまいち理解していないまま読み進めていることが多いからです

できれば3周できるようになってもらえれば、1冊目の参考書はその役割を果たした、と言えるのではないでしょうか
(もちろんこれ以降も必要なタイミングでは読み返していきましょう)

●入試まで使える、「辞書代わりの参考書」を見つける

さて、2冊目に選ぶ参考書は、入試までのバイブルである必要があります
英語であれば「文法の解説」「重要単元のまとめ」「入試頻出単元の配置」が必要不可欠です
私が基本的にお勧めしているのは、Nextageになるでしょうか

Next Stage 英文法・語法問題 3rd edition/ピアソン桐原

¥1,436
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左に問題、右に解説、下部にはヒントと解答というシンプルな構成ながら、バイブルにしてほしいと思います

数学であれば、基本的にはチャートシリーズをお勧めしますが、学校準拠でフォーカスゴールドを用いている場合はそれでもOKです
新課程チャート式解法と演習数学1+A/数研出版

¥1,858
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Focus Gold数学I+A―新課程用/新興出版社啓林館

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なぜ「学校で使っていたら」なのかというと、一般書店で注文すると、別冊の解答がついてこないから、という理由です

さらにレベルの高い参考書が必要であれば、「高校総合的研究」もお勧めです(多少マニアックですが)
総合的研究 数学I+A (高校総合的研究)/旺文社

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化学で最高峰は言うまでもなく卜部さんの書籍でしょうね
化学の新研究―理系大学受験/三省堂

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いずれにせよ、大学入試直前に「各科目1冊しか参考書を持ち歩けない」となった時に、必ず持ち歩く参考書を選ぶことが大切です

●買ったら、とにかく「全部やる」

さて、ここで本日最後の項目
「買ったらどうするか」です

とりあえず、冒頭の内容の繰り返しですが「全部やる」が基本線です
え?分からない問題だらけ?知らないことばかり?

そんなことは当たり前。読むだけの参考書でできるようになるのであれば誰も苦労しないのです
そうは問屋が卸さないから、最初から愚直にやりましょう

その時に以下の項目に分けることだけしてください
「一人で解けた問題」「解答・解説を読めば『あ、1冊目の参考書に出てきた』と思い出せる問題」「いやいや、まったくわからないよという問題」

この中で、「一人で解けた問題」が最初の第一章で2割を切るようだと、その参考書は難しすぎます
完璧に一章が解けるようだと簡単すぎます
こういう結果になった人は、非常にもったいないかもしれませんが、その参考書は捨てて、別の参考書に向かってください

理想は1度目にチャレンジしたときに「2割から5割」の正答率が確保できる参考書
そういった参考書は、今まであなたが学んだことのない。または学んだけど忘れてしまっていた内容がたくさん詰まっており、入試までに実力を引き上げてくれるバイブルとなります

そういう参考書と出会うことが、資格試験だろうが入試だろうが関係なく、必要な事柄なのです

次回は出会った参考書の取り組み方から続きを綴っていくことにする、と思います(不安)
小中高校教員の平均年齢が低下…文科省の学校教員統計調査
 文部科学省は8月4日、平成25年度学校教員統計調査(中間報告)を公表した。定年退職した教員が多く、..........≪続きを読む≫


私の周りの講師の中でも教師志望の人はたくさんいるわけです
彼らが異口同音に言うことは「今は教師にはなりやすい!」ということです

確かに団塊の世代の教員の大量退職が始まり、若返りが果たせているんだろうなと実感しています
ニュースの内容は、現場レベルでも実感できるものであるわけです

さて、若い先生が増えると、喜ぶのは子供か親か
イケメンの、もしくは美人の先生が増えてうれしい人もいるでしょうね
また、共通の話題ができることもプラスに働くことも多いでしょう

ただ、一方で「経験が少なくて不安だ」「先生の教え方、わけわからん」と言われることも昨今増加の一途をたどっています
塾という媒体にどっぷり漬かっている私でもそう感じるのですから、お子様がおられるご家庭では一度は話題になっているのかも、しれません

20代中盤までの教員は、いわゆる「ゆとり世代」と言われる学習を受けて育ってきました
現在の指導要領の内容よりも少ない単元しか学ぶことがなかったわけですね
それが悪いとか良いとかいう議論は外に置いておいたとして、現状学習内容はあの時よりも増大しています
となれば、彼らが経験した学習の方法やプランは、現代の小学生から高校生までの指導内容においては通用しないということになってしまいます

このギャップをしっかりと理解し、それを埋めるだけの勉強をしている先生も多数おられると思います
ただ、経験としてのギャップはなかなか埋まるものではないことも事実で、それを埋めるために塾に来ている人もいるのが、悲しいかな現実です

さて、そういった先生はどのようにしてスキルアップをはかるのか
それが、タイトルの「団塊の世代に学ぶこと」だと思っています
ご年配の先生からご教導賜るのは、若い人にはなかなかできない部分もあるかと思います
しかしながらそれを埋めるのは、経験豊富な人に直接尋ね、学び、そして真似ることが最短距離であることも事実です

まぁ、ここまで書くと「若い先生はダメだ」みたいな論議だけで終わってしまいそうなので、プラスの面も少々

若い先生は物理的・精神的に子供たちとの距離が近いと思います
年齢、体力、物の価値観、流行りへの敏感さなどは、年配の先生ではかないません(もちろん豊かな教養をお持ちの方も多数おられるとは思いますが)
その、ある種の若さを武器にしてガンガン攻めることが大切だと思います

私も塾という媒体ですが、教育業界に10年以上在籍していると、初期のころは上記の若さだけで勝負してきました
足りないところは勉強を重ね、絶対に負けないだけの努力を形にしてきたつもりです

今は、そこまで努力をしなくても良いところまで来ました
片方であの当時感じられていた「フィーリング」は、薄れてしまったなと感じています

大切なのはどちらか一方を鍛えれば、どちらか一方が薄くなってしまう
両立させるための努力は、いついかなる時にも必要だ、ということです

今年からは大学入試センター試験も新学習指導要領での実施となります
教務面での努力は、今年は一層力を入れる必要があります
それは学校の先生だろうが塾の先生だろうが関係ありません

子供への素晴らしい教育と教養を身に付けてもらえるよう、お互いがある種の補完関係になれれば、最高ですよね

私も日々精進できるようにしてまいります
再開することを決めてから、「何を書こうかな」とぼんやりと考えておりましたが、日々とりあえず思いついたことを書くことのスタンスは変わらずで
ただ、それだけでは面白くないので、勉強についてのアドバイスなんかができればなぁと思っていたりするわけです

さて今回は参考書の選び方。1回目は「自分自身で勉強するために、必要な参考書とは何か」を少し考えてみたいと思います

自身で学習するときの参考書として、最初の導入は何か

・わかりやすい
・何度も参考にすることができる知識が載っている
・有名講師が書いている
・最短距離の学習内容が詰まっている

他にもいろいろな意見があるとは思いますが、大切なのは、「最後まで読むことができるのか」という1点
それ以外は、枝葉末節みたいなもので、実はそんなに大切ではありません

「それじゃあ意味がない!」と思う人の中で、「じゃあ、一冊全部を読破した参考書が何冊あるんですか?」と問いたいわけです
それがたくさん出てくる人にとっては、おっしゃる通り、私のアドバイスは全く意味がありません
でも、「ああ、そういえばそうだなあ」と思う人の方が、学生の中では圧倒的多数であるわけです

今後もおそらく幾度となく書くとは思うのですが、「何周もかけて本を体にしみこませていく」作業が、自学自習においては最大の効果を発揮できるわけです
(この件については、またいつか細かく触れていきますね)

で、ですよ
そのために有用な参考書とは「読み物」であり、なおかつ「あまり脱線しすぎていない」ことが必要だと思うわけです
今回1つの例として取り上げたい参考書は以下のシリーズ


センター試験 化学の点数が面白いほどとれる本/KADOKAWA/中経出版

¥1,620
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もう5年以上前ですかね?かなりのベストセラーの書籍ですが、なぜこの書籍が人気爆発だったかというと、その大きな理由の1つが、「最後まできちんと読める読み物である」ということだと思います
実際私もこの書籍を勧めることが多く、また活用している子供が非常に満足度が高いのも、自身の理由の1つになっているます

私が資格の勉強をする際にも、重要視しているのは上記の点であります
換言すれば、「知識が完璧に詰まっている」教材であったとしても、実際最後まで読むのに時間がかかるのであれば、どこかで行き詰って学習が途絶えてしまうわけです

「これから勉強頑張ろう」「自分自身でさらにレベルアップを実現しよう」と思っている人は、まず背伸びしすぎず、入門編としての参考書を1冊、やりきることで学習の楽しさを感じてほしいと思います

ここの段階では、「できた!」よりも、「1冊の参考書を読破した!」という意識だけで大丈夫です
「こんなんで、本当に知識になってるのかな?」と思うくらいでちょうど良いと思います

※ちなみに、今回紹介した参考書は、表紙が少しアニメチックですが、中身はそんなことはないのでご安心を(笑)。表紙は黄色がメインでよく目立ちます
数年ぶりにアメブロを開きましたが…(笑)
隙間時間での更新になるかと思いますが、またお付き合いくださいませ

ちなみに、あいかわらず小学生から高校生まで毎日指導の日々です。最近では種々の形態での指導を行っているので、わりと楽しくやれています