フーテンのオッサンの独り言~文化論~ | あいのこジョージのブログ

あいのこジョージのブログ

躁鬱病とてんかんの持病をもつカナダと日本のハーフが病気のことや趣味のことについてだらだら書いてきます
みなさまよろしくお願いします

夜通し「地獄先生ぬ〜べ〜」を読んでいたら妖怪の祟りか、それかまさかのあの子の丑の刻参り!?

ということで家の鍵が外から閉まらなくなりました。

防犯の観点から自主隔離します。


さてボクです。


誰にも期待されていない読書感想文を連日書いておりますが、本当に一日一言も話さない日もザラにあるんで、正気を保つためなんで、皆様付き合って下さいな…


さてこの前甥っ子が憎たらしくなっていたと書きましたが、それは長男の方で恐らく親の毒がもう脳まで回ってるので手遅れとして、次男。


この次男はレゴブロックに夢中になるなど、創造性豊か。

かたや長男はニンテンドーSwitchに夢中。


10年後くらいに人生に悩むような正常な神経な持ち主ならフーテンのオッサンとしてはやはり本とマンガと映画を勧めたい。まぁ、ボクもあんまり本は読む方じゃないんでマンガですな。


もうマンガは腐るほどジャンルもあるんで古典を勧めたい。


「火の鳥」シリーズと「デビルマン」


下手な哲学書を読むよりずっと人生を考えさせられる本です。

ネタバレはしませんが「火の鳥」の未来編の絶望感は昨今の鬱ブームそこのけの劇鬱展開です。


そして人生の価値観が揺らいだ時に「デビルマン」で善悪の彼岸を見せる。

「地獄におちろ人間ども!」なんて言うヒーローは他に思いつかない。


そして誰も信じられなくなった頃に「ショーシャンクの空に」を見せて希望を持たす。


しかしこう書いているとボクの趣味は保守的ですな。


まぁ本当は中島らもさんを紹介して知覚の扉をこじ開けてやりたいんだが、らもさんの本には毒になるものもあるんでねぇ。


Facebookなどでオススメされたマンガなどは可能な限り目を通しております。

保守的というかヘタレになっていて冒険ができなくなってしまっているので皆様の意見はとてもありがたいんでございます。

ほっといたら「ドラゴンボール」とか「地獄先生ぬ〜べ〜」とか「GTO」とか懐古主義的になってしまうのでね…


話は変わるけれどAI。なんだありゃ?

AIに手塚治虫の新作書いてもらって喜んでる奴は本当の阿保だと思う。

単純作業に使って便利になるのはいいんだが、知的作業までAIにさせたらいよいよ人間は要らんぞ。


この前Wi-Fiの解約手続きをした。電話の予約まで取って電話を待った。


そして対応してくれた女性が


「いまどちらにいらっしゃいますか?」


「ん?外ですが?」


「他店ではないですね?」


恐ろしい。そらWi-Fi業界は客の取り合いだから必死になるのは理解できるがびっくりしてしまった。

そしてなぜ解約するのか?と問うてきたので


「お金です」


「でしたらなんたらプランがこうしてあーして毎月の支払いがあーだこーだ」


「いや、もう解約したいんで」


と言ったら


「私はお客様が料金のことを申されたのでうんぬんカンヌン」


もう人間と話してる気がしない。コミュニケーションが一切取れない。AIというかロボットというかレプリカントというかアンドロイドというか…


ものすごく疲れた。

もし解約までの手続き全て代行してくれるサービスがあって3千円くらいなら払ってしまうと思う。


ボクの対応をしてくれた女性がおかしいんじゃない。

マニュアルがあるんだろう。それに外れると注意が入る…みたいな?

携帯業界とか競争の激しいところはそうなるんだろう。

しかし個人的な意見としては言葉使いが多少雑でも体温のある人間の対応が欲しい。

まぁボクもええ年こいたオッサンなんで今の若い子からしたらこういう対応がデフォなんでしょうか。


昔、アルバイトをしてたコンビニによく来るおばあちゃんがいて何かと話しかけてきた。


「昨日孫から電話あってね」


みたいな他愛のないことを言うのでボクも


「そうなんや、良かったね」

みたいに返事してたらそこのパワハラ店長に私語は慎めみたいな注意をされた。別に忙しくない、ヒマな時なのに。おばあちゃんも寂しいんだろうと思って返事していたんだけどね。

こういった大人がボクから笑顔を奪っていったのだと過去を振り返って思う。


昔カナダに行ったときに向こうのコンビニやファーストフード店の店員さんは愛想もへったくれもなかった。しかし少しでも仲良くなったら仕事そっちのけでおしゃべりしてくれた。

それでなんの問題もなかったわけだ。


だいたいチップも払わずにニコニコサービスを受けようという姿勢が貧しい。

「欧米か!」とつっこまれそうだが、周りを見渡してもボクほど愛国心の強い人間はいないと思います。

右寄りで保守を自称するだけで愛国者になれるなら一億総愛国者です。左翼でアカのボクですが日本に生まれなければマンガという世界一優れた文化に親しむこともできなかったのですから。


もう経済も映画もアニメも海外には負けます。というか負けてます。しかしマンガだけは世界一です。少なくともボクの孫の台までは世界一と断言できます。

例えば市町村にひとつマンガ図書館を税金ぶっこんで作ればもとはいくらでも回収できるはずです。

自民党の議員の裏金や万博の工事費でいくらでも

作れるんじゃないでしょうか…まぁこれに関してはボクは何も言えないんで有権者の皆さまは怒るなりなんなりして欲しいです。


ボクは本にも映画にもたくさん救われてきました。そしてマンガにはさらに救われてきました。


かの北方謙三さんは人生相談の「死にたいです」というお悩みに「本をよめ!100冊読め!それから考えろ!」と喝破されておりましたが、本を読むのも辛い時はマンガを読めばいいと思います。


別に重いマンガじゃなくていいんです。「火の鳥」や「デビルマン」は鬱の時は少々辛いかもしれませんから「ドラえもん」や「ちびまる子ちゃん」とかを読んで傷が癒えるまで休めばいいんです。

勘違いしてほしくないんですが「火の鳥」が偉くて「ドラえもん」は馬鹿。みたいな阿保なことは言いません。太宰治の「人間失格」を読んで深刻ぶってる阿保より「さよならドラえもん」で涙してる人間のほうがずっと信頼できる。自虐ナルシシズムに酔っている人間より素直な人間の方がいいと言いますか…


なんかえらそうに語っておりますが、語りついでにここ20年の邦画はなんなんだ。

諸悪の根源は「世界の中心で愛をさけぶ」だと決めつける。あそこらへんから恋愛感動乞食が爆増した。

もちろんいい映画もありますが、観客動員数の点では恋愛感動乞食映画が圧勝している。

カップルで観に行くからだ。阿保臭い。

フェミニストは「名誉男性」とかバカバカしいこと言ってないで、こういう、ある意味で女性をバカにした映画を叩くべきじゃないか?

だってあんなんで

「ハイハイ、恋愛ですよ、病気ですよ、死んだー!」

21世紀の文化活動とは思えない。

これは観る方にもいくばくか責任あると思います。だってセックスの前戯としての映画鑑賞なんだもん。

まぁモテない男の僻みと言われればそれまでですが…

別に「アメリ」とか「ダンサーインザダーク」とかオシャレな映画観なくていいんです。「バック•トゥ•ザ•フューチャー」とか「フォレスト•ガンプ」でいいじゃないですか。ボクの生涯ベストワンは「フォレスト•ガンプ」ですからね。


フーテンのオッサンとしては本やマンガや映画を思う存分楽しんで欲しいんです。

そこは贅沢になっていいと思うんです。


ハァ、今までで一番長いブログになりましたね。

話があっちゃ行ったりこっちゃ行ったりして散らかった文章になりましたが、最後まで読んでくれたアナタに最大級の感謝をして筆を置きます。


ありがとう


ではでは