健康診断の恐怖 | ジョイントツリー(joint tree)の『よおきたね』ブログ

健康診断の恐怖

さっき、健康診断に行ってきました。

そこは女房が子供の頃に診察を受けて誤診された病院。

女房が子供時代に既におじいちゃんだった先生。
自分は
「先生は代替わりして、今は若い先生じゃないのか?」
と、たかをくくってた。

しかも、今日はうっかり寝坊し、
診察に遅れた自分は
バツの悪いスタートを切る。

看護婦さんが、
「こちらに尿をお取り下さい」
とカップを手渡してくれた。

朝一番の搾りたての尿を取り、
呼ばれて診察室に入る。

女房が子供時代におじいちゃんだった先生は、
更におじいちゃんだった。

「......…………」

診察室に入ると、聞こえるのは、
電話を置き損ねた受話器の音。

けっこうな音量。

プープープープープープープープープー…

気にせず診察を始めた先生。

「オイオイ、聞こえてないのかよ…」
不安が加速する。

先生がモノを取りに離れた隙に受話器を直す。

受話器の音は切れた。

先生に色々聞かれる事に答え、触診される。
手が冷たい。

聴診器も異常に冷たい。

寒さにどんどん心音が早くなるが、
「問題なし」と答える先生。

さっきの受話器の音さえ聞こえて無いのに、
聴診器の音は聞こえているのか心配。

続いてレントゲンを撮る。
「そこに顎を乗せて下さい」と言われるも、
顎を乗せる台が異常に高く、
早くもアイ~ン状態。

そして血液検査。

普段採血する腕の内側かと思いきや、
「太ってるから血管が解らない」
とぶしつけに失礼な事を言われ、
手首から採血する事に。
生まれて初めて手首から採血。

震える手が、おれの手首に針を刺す。

グサっ!

滅茶苦茶痛い!

注射器を抑える手が震えてる!
滅茶苦茶痛い!
思わず声が出る!
「痛い!痛い!」

それに対し動揺した先生、
「動いたらもっと痛いですよ!」
先生の多少ヒステリックな苛立ちが声に混ざってた。

「動いてるのはあんたの手だっ!」
場所も場所だし、震えるし、
先生も動揺しチカラが入り、
痛みは更に加速‼

ウオぉぉぉぉ!

男が痛いとかスベったとか抜かすモノではないが、
マジで痛い!

「はい終わり!」
針の後に脱脂綿を当てられ、
「押さえて下さい」と言われる。

先生がやって来て針の後に絆創膏を貼る。

「…………」

photo:02



「先生、ズレてますけど………」

絶句。