デビッド・マンキューソさん。 | ジョイントツリー(joint tree)の『よおきたね』ブログ

デビッド・マンキューソさん。

今程VJが盛り上がってない頃、
友人のクラブイベント等で、自分はVJをやってた頃がありました。

自分はそういった地下パーティーみたいなイベントが好きでした。

地下パーティーと言えは、その始祖
デビッド・マンキューソ(David Mancuso)の名前が上がるのかなぁと思います。
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彼は、70年から現在にいたるまで、プライヴェート・パーティ
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をニューヨークの自宅アパートにて開き、今日のアンダーグラウンド・パーティの礎を築いた偉大なる始祖です。
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今は、殆どのDJがレコードをミックスしたり低音を強調しているのが定番ですが、彼はイコライジングやミックスを一切施さないDJとしても知られています。
元々のアーティストの持つグルーヴを大切にしています。
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彼のオーダーメイドのサウンドシステムにより、レコードに収録されている原音の究極的な再生を追求しています。

アフリカ/ラテン/レゲエ/ソウル/R&B/ファンク/ロックなど、カテゴリーに拘らないスタイルでした。

彼は、75年に世界初のレコード プール(DJ用にエディットされたプロモ盤をレコード会社から集め、DJたちに供給する組織)を設立した人物でもあり、当時は発展途上だったDJの地位向上にも貢献しました。

そんなマンキューソの、慈愛に満ちた心で真摯に音楽と向き合う姿勢は、ラリー・レヴァン/フランキー・ナックルズ/フランソワ・ケヴォーキアンを始めとする後続ハウスDJたちに甚大なる影響を及ぼしたと言われています。
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自分は彼の考えが好きです。
お金は有ると無いで、人と人に壁を作ります。
音楽という空間では、両者の隔たりは無くなります。

やはり、70年代というフラワームーブメントとかを体現出来るイベントは意味があるのではと思います。

例えば、映画RIZE<ライズ>にもありましたが、
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暴力の多い地区で、ギャングが暴力では無く、ダンスで闘う姿に感動しました。

人はもう1段階成長出来る可能性を感じます。

デビッド・マンキューソさんは今も、営利的では無いイベントを続けています。
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完全な平和は無理かもしれないけど、何となくな平和の可能性はあるように感じます。

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