マイ ギター
おれのギター。
最初の出会いは20年前の雨の日
ごみ捨て場に棄てられ、雨に打たれてた。
拾って、接着剤とガムテープで音が出る様になった。
拾ったギターだから、扱いは雑だし、
海に浮かべて浮き輪代わりに使ったりした。
ケースにも入れず、ネックをそのまま握って持ち歩いた。
サーフィンに行く時も持って行った。
船の甲板で
砂浜で
砂に差し込んで立てたりした。
ある時、持ち歩く為のケースが欲しくて楽器屋に入り見せると、
そこのリペアー専門のお爺さんに、
「このギターは良いギターだよ。大切にしてあげな。」
と言われ、リペアーをお願いした。
お爺さんは、Martinから認定された人間国宝級の腕前で、奥さんが渋々言う中、格安でリペアーを引き受けてくれた。
戻ってくると、今までとは違う音がした。
ステージでも使う様になった。
あれから何度も壊れ、自分で修理を繰り返しながら、今でも使ってる。
おれのフランケンシュタイナー。
ヘッドの後ろには1965年と打ってある
最初の持ち主も知らないし、
どんな経緯で生まれたギターかも解らない。
楽器屋に見せるとみんな不思議がる。
マイクが内蔵されてるので
おれも時代がよく解らない。
しかし、どうでもいい。
これからも 死ぬまでこいつを弾く。






