夏の匂い
ブルーハーツの1000のバイオリンという歌の歌詞の中に
夏の匂いを嗅ごう!
という 歌詞がある
夕方、ちょっとプールへ行った。
小学生時代のプールの時間を思い出す。
プールに潜ると、粘り毛のある光の網が揺れている
水の中から飛び出すと
太陽と空と立ち並んだ木がどっしりと構えている。
大きく呼吸する。
プールを出て直ぐの販売機前に
じいさんが小さな孫を四人連れて
ジュースを買ってあげていた。
幼稚園生くらいの孫を持ち上げて
じいさんはボタンを押させようとしていた。
最後の1番小さな女の子が、
多分、理解出来ず
興味本位で適当にボタンを押した。
その子はコーヒーを押してしまい、
じいさんは残念な顔をして
その子にフルーツジュースを買った。
多分、じいさんコーヒーが苦手だったんだろうね。
渋々飲んでた。
そういう事って
後で思いだして
ニヤってする思い出。
夏の思い出。
夏の匂いを感じた。