『借りぐらしのアリエッティ』 | CGクリエイターができるまで

『借りぐらしのアリエッティ』

昨日ジブリの『借り暮らしのアリエッティ』を観てきました。
8月明けてからだと思っていましたが、この内田樹さんのこのblogを見て速攻で映画館へ行きました。

内田樹の研究室
http://blog.tatsuru.com/2010/07/26_0856.php

~以下blogから引用~

『BRUTUS』の宮崎駿特集にも書いたけれど、宮崎駿の映画的達成については語るべきことが多い。
それはたぶん宮崎駿という人が、あまり「テーマ」とか「メッセージ」とかいうことを深く考えず、「描いて気持ちがいい絵」、「観て気持ちがいい動き」に集中しているからだろうと思う。
身体的な「気持ちのよさ」をもたらす要素は多様であり、私たちはそれを完全にリストアップすることはできない(半分もできない)。

でも、ひとつは確実にわかっている。
それは「ヒューマンスケールからの逸脱」である。
日常的な生活身体を以てしては決して経験することのできない「速度」や「高度」や「風景」や「体感」に同調することである。
(中略)
宮崎駿は久しく「飛行」と「疾走」のもたらす身体的快感をどのように観客に追体験させるかに技術的な工夫を凝らしてきた。
『借りぐらしのアリエッティ』も、非日常的な仕方で身体を使う主人公に同調することで映画的快感を経験するというスキームそのものは変わらない。
けれども、今回ははじめて「非日常的縮尺」という仕掛けを用いた。



いま、ヒューマンスケールを大きく逸脱した怪獣映画を制作中であり、どうやってそのスケール感を出すのかが一つの課題だったため、この文章の通りアリエッティは参考になる部分が多かったです。

借りぐらしのアリエッティ ノーカット版 予告 The Borrower Arrietty Trailer




内容も大変すばらしいものでした。

が、正直に言うならば、うーん、もう一歩だったなと。。

というのも、上記引用の通り、今回は「非日常的縮尺」というのがメインではあったのですが、やはりジブリ映画に期待するのは、疾走感、速度、高度、なんだろうなと思うんですよね。
自然にそこに期待していたために、ちょっと物足りなかったかな。まぁ贅沢な話ですが。

とはいえ、スケール感を出すための演出や、音なんかは劇場でしか味わえないと思いますので、是非映画館で見て欲しいです。

思えば、ジブリ、というか宮崎駿の作品で一番印象に残っているのは、テレビシリーズの『未来少年コナン』。再放送でBSで見てたけど、衝撃的だった。

未来少年コナン



同じく「名探偵ホームズ」も手がけてます。

Sherlock Hound original version OP&ED


こういうことですね。見てて気持ちがいい。
やっぱすごいな。