『Peeping Life』 森りょういちさん講演
『Peeping Life』で一躍有名になった、イマジネーションクリエイターの森りょうりいちさんの講演が、6日デジタルコンテンツ協会のクリエイターズセミナーでありました。
まずは、こちらの動画をどうぞ。
いかがでしょうか。
"CGの無駄使い"、という衝撃的なキャッチコピーに違わぬゆる系CG作品ですね。
全国(恐らく)のビレッジヴァンガードの店頭にて陳列され、大プッシュされていますので、見たことがある方も多いのではないでしょうか。
爆笑された方のみ、以下、講演メモを読み進めていただければと(笑。
森さんプロフィール
1983年生まれ。福岡県出身。
中学3年の頃より趣味的に3DCGを勉強し始める。
その後九州産業大学に進学、多くのCGアニメーションを制作しながら、フリーとしてCMや商業映像作品の制作に携わる。
現在フリーランス、同時に九州産業大学 写真学科非常勤講師として3DCGを教える。
福岡を拠点にCGだけに留まらず、小説、静止画作品など固定概念に囚われない作品を創作。
1.創作スタイル
・スタイルを持たないこと、をスタイルにしてきた。
自由であること、とらわれないこと。
・中学のころからCGを触り始めてきた。
・ただし、学生のころまで、どの作品も映像の文法を守って作っていた。
しかし、ある時「(映像文法を守れなんて)誰に頼まれたわけでもないじゃないか」と気づき、自由なスタイルへ。
・その時に出会ったのが、イッセー緒方さんの一人芝居。衝撃的だった。
そこから、イッセーさんのワークショップにも参加。
この一人芝居、即興芝居スタイルを、作品に取り入れたいと思い、制作をしたのが、前身の『Each Life』。
・ここでは、ワークショップで知り合った人たちに協力してもらい、即興芝居をやって、その動きをCGでトレースした。即興芝居で、脚本もなし。
・タイタニックより、サザエさん、を目指している。
日常、を扱い、何度みても面白い。茶の間で楽しめる。するめいかのような。
・サザエさんのような"湯加減"、を目指している。
・クリエイターとしては、一度みて終わり、ではなく、何度も消費してほしい。
2.制作の流れ
①ネタ設定・・・人物や状況の設定
②実写素材撮影・・・ワークショップで知り合った方にお願いして、ネタ設定と簡易な脚本を元に、即興芝居をしてもらう。ほぼ素人の方。撮影は、動きがわかればよい、程度なので、ゆるめ。
音はしっかりとる。
③CG制作
・モデリングは、人物が多数でてくることもあり、こりすぎない。また、リアルすぎても気持ち悪い。
・背景は、CGで制作した後、書き出して、photoshopで書いていく。結局平面。CG背景は日本人は見慣れないので違和感が出てしまう。
・モーションは、手付け。モーションキャプチャーでやっていると言われているが、手でやっている。
芝居を貴重にしながらも、役者の演技の意味を汲み取って、多少は演出している。
1エピソード1週間ぐらいでできる。
DVD販売
・現在4万本以上売れている。
・販売元はCOMIX AVE。新海誠の作品などを手がける会社。社長が森さんの作品を気に入って扱うようになった。
・お店(きっとビレバンのことかな)から火がついた。店頭で見て、買う人が圧倒的。
・大阪の売れ行きが一番(すごい!)。
・4月に続編を予定。
・・・と、いうことでした。
作品が、即興芝居であること、発想の原点がイッセー緒方さんだということ、役者が素人であること、そして、おでん缶の主人公の声・演技が森さん本人だということ、など興味深いお話ばかりでした。
即興ということで、役者の"素"がでるんでしょうね。だから会話が生々しくて、面白い。
その生々しさをCGがうまく中和して、見る側には、ちょうどいい湯加減になっています。
そういう意味で、CGの使い方がうまいなーと思います。
1500円とリーズナブルですので、興味のある方は、是非。

Peeping Life(ピーピング・ライフ) -The Perfect Edition- [DVD]
まずは、こちらの動画をどうぞ。
いかがでしょうか。
"CGの無駄使い"、という衝撃的なキャッチコピーに違わぬゆる系CG作品ですね。
全国(恐らく)のビレッジヴァンガードの店頭にて陳列され、大プッシュされていますので、見たことがある方も多いのではないでしょうか。
爆笑された方のみ、以下、講演メモを読み進めていただければと(笑。
森さんプロフィール
1983年生まれ。福岡県出身。
中学3年の頃より趣味的に3DCGを勉強し始める。
その後九州産業大学に進学、多くのCGアニメーションを制作しながら、フリーとしてCMや商業映像作品の制作に携わる。
現在フリーランス、同時に九州産業大学 写真学科非常勤講師として3DCGを教える。
福岡を拠点にCGだけに留まらず、小説、静止画作品など固定概念に囚われない作品を創作。
1.創作スタイル
・スタイルを持たないこと、をスタイルにしてきた。
自由であること、とらわれないこと。
・中学のころからCGを触り始めてきた。
・ただし、学生のころまで、どの作品も映像の文法を守って作っていた。
しかし、ある時「(映像文法を守れなんて)誰に頼まれたわけでもないじゃないか」と気づき、自由なスタイルへ。
・その時に出会ったのが、イッセー緒方さんの一人芝居。衝撃的だった。
そこから、イッセーさんのワークショップにも参加。
この一人芝居、即興芝居スタイルを、作品に取り入れたいと思い、制作をしたのが、前身の『Each Life』。
・ここでは、ワークショップで知り合った人たちに協力してもらい、即興芝居をやって、その動きをCGでトレースした。即興芝居で、脚本もなし。
・タイタニックより、サザエさん、を目指している。
日常、を扱い、何度みても面白い。茶の間で楽しめる。するめいかのような。
・サザエさんのような"湯加減"、を目指している。
・クリエイターとしては、一度みて終わり、ではなく、何度も消費してほしい。
2.制作の流れ
①ネタ設定・・・人物や状況の設定
②実写素材撮影・・・ワークショップで知り合った方にお願いして、ネタ設定と簡易な脚本を元に、即興芝居をしてもらう。ほぼ素人の方。撮影は、動きがわかればよい、程度なので、ゆるめ。
音はしっかりとる。
③CG制作
・モデリングは、人物が多数でてくることもあり、こりすぎない。また、リアルすぎても気持ち悪い。
・背景は、CGで制作した後、書き出して、photoshopで書いていく。結局平面。CG背景は日本人は見慣れないので違和感が出てしまう。
・モーションは、手付け。モーションキャプチャーでやっていると言われているが、手でやっている。
芝居を貴重にしながらも、役者の演技の意味を汲み取って、多少は演出している。
1エピソード1週間ぐらいでできる。
DVD販売
・現在4万本以上売れている。
・販売元はCOMIX AVE。新海誠の作品などを手がける会社。社長が森さんの作品を気に入って扱うようになった。
・お店(きっとビレバンのことかな)から火がついた。店頭で見て、買う人が圧倒的。
・大阪の売れ行きが一番(すごい!)。
・4月に続編を予定。
・・・と、いうことでした。
作品が、即興芝居であること、発想の原点がイッセー緒方さんだということ、役者が素人であること、そして、おでん缶の主人公の声・演技が森さん本人だということ、など興味深いお話ばかりでした。
即興ということで、役者の"素"がでるんでしょうね。だから会話が生々しくて、面白い。
その生々しさをCGがうまく中和して、見る側には、ちょうどいい湯加減になっています。
そういう意味で、CGの使い方がうまいなーと思います。
1500円とリーズナブルですので、興味のある方は、是非。

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