昨日の続きです


今の時代、効率化や時短でサイクルが早く感じます。

すきま時間にあれこれ詰め込んだり…。


そして結果も早く求めてる気がします。

私も結果を早く求める傾向がありましたけど、

少しずつ違和感を感じることが多くなりました。

バレエに関しても…


大人バレエでよく聞く言葉

『(年なので)先がありませんから、少しでも若い時に踊っておかないと』

よくよくわかります。

私もなので。


そして、次から次へと作品に取り組む。

体力、経済力、時間が揃ってるからこそ出来ること。

素晴らしいんです。


ただ、ふと思うのは一つの作品を踊るサイクルが

3か月から半年練習→本番

そしてすぐ次の作品へ


サイクルが激しい人は

1か月前から練習→本番

終わったら次へ


もちろん常に週何日もレッスンしてて、addonで作品の練習。

さらに複数同時に練習の場合も。


そういう私も『やれる時にやらないと』と弁明しながら同じような時期があり

自分でも狂ってると思いましたが、

その頃、先生から『作品を大切にしてね』とご注意を受けました。

今はその先生のご注意がよくよくわかります。


年齢とともにできないことは増えるし、

今が一番若いし、元気だし、

踊りたい作品があるし、

踊れる場所も多い。

時間もあるし,お金もやりくりする。

必要なのは

作品との向き合い方のバランス。

作品へのリスペクト。


若い頃、海外へ行っていた時にバックパッカーの子がよくやっていたのは

世界地図を広げて『国つぶし』。

行った国に色を塗っていくんです。

ここも行った,あっちも行った…


大人バレエでも少し感じます。

眠り踊った、白鳥踊った、くるみ踊った…


次から次へと踊りたくなる心理ってなんでしょうね。

成長したい気持ちなのか、思い出作りなのか、誘われたからなのか、はたまたマウントなのか

理由はいろいろあって良いと思います。


自分にも言い聞かせてます。

大切にしたいことは何なのか?