【経済のお勉強】日本でハイパーインフレは起こる?起こらない? | 日給1000万円の大富豪に投資とビジネスを学ぶために、日本の大企業を辞め、マレーシアに渡り、10年で1億を目指すブログ

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将来自由を得たい。自由の定義。それは例えば、飲み会の場で盛り上がった面白いビジネス案を、次の日から立ち上げちゃうそんな時間的+資金的な自由。その自由を得るための戦いを綴るブログ。日本の大企業を辞職し、海外進出。マレーシアからお届けいたします

日本への不安について経済の勉強をしていると当然、インフレの話になります。


ちなみにインフレというのは、お金を刷りすぎた結果、物の価値が上昇し、値段が上がる現象のことです。


加えてお金の価値についても書きますが、
だいたい 1万円の紙幣というのは、原価20円で作れるそうです。
20円で作れる紙切れに国が『1万円』という価値(=信頼)を与え、500倍の価値にしています。


さらに銀行の話をしますと、
ある人が1億円を銀行に預けたとします。


銀行は日銀にその1%、100万円を預けることによって、残りの9900万円を別の人に貸すことができます。9900万円を別の人に貸すと、その人は結局また銀行に9900万円を預けます。でまたその1%を日銀にあずけての繰り返しですね。


1億円→9900万円→9800万円→... とどんどん実体のお金が1億円なのに半永久的にお金を作り出すことができちゃうんですね。 1億円から100億とか平気で作れるのではないでしょうか。


原価20円から500倍の価値を与えられた紙幣がさらに銀行に預けられたことによって、
10倍、100倍と膨れ上がります。本来は紙切れなのに。実体経済の何倍の規模にも膨れ上がった金融市場経済が裏にはありますね。(それが崩壊したのが、リーマンショックですね。)


話はずれましたが、
その金融市場経済が破綻してしまえば、その分、銀行を助けるために国は紙幣を刷ります。紙幣を刷れば刷るほど、すぐに紙くずになってしまい、国が付与していた、20円の500倍の価値(=1万円札)なんてものは崩壊してしまうのです。



日本のインフレの話に戻しますが、
なぜ日本でインフレ(さらに言えばハイパーインフレ)が起こると言われいるのでしょうか?


どうやらインフレ論者の言い分はこうです。

①政府債務残高 が 国民の金融資本を超過する

②消費税も増税するが...
  今 歳入40兆円の歳出90兆円くらいのうち、5%でたしか10兆円賄えるはずだからそれでも財政赤字は、40兆円くらい残る。

③さらに悪いことに少子高齢化が重なり、歳出は年々増える一方

④海外から国債を購入してもらわないと困る水準に。
  海外から国債を購入するために、今の低金利では誰も買わないので、
  各国の格付け機関の評価に応じた金利をつける。 (金利上昇)

⑤金利が上がると国債の値段が暴落する。
  (参考:http://ameblo.jp/johorbahru-gano/entry-11333934385.html)

⑥各金融機関は、混乱する。自己資本比率の維持に追われ、債権整理を行う。

⑦さらなる財政債務の増加により...国債購入者激減...さらに国債暴落×金利上昇

⑧金融機関はさらに混乱

⑨ここで、円売りが加速して円安に

⑩各金融機関を助けるために、財政出動。紙幣をたくさん刷る(インフレ懸念)
  海外への国債流出の歯止めに、日銀が国債を購入(インフレ懸念)

⑪これがさらに状況が悪くなりインフレが発生。


まぁこんな流れです。
今の日本だったら想像に固くないシナリオですね。。。
だいたい2020年くらいにはこの状態でしょうか。マレーシアはそれまでにイスカンダルプロジェクトを成功させて、イスラム圏初の先進国になっているでしょう。。。また、2025年までにシンガポール→アユタヤ→バンコク→北京の高速鉄道ができる予定です。想像を超える発展するアジアが見られるのではないでしょうか。


しかし、反インフレ発生論者は
97年のアジア通貨危機で、通貨が下落しても、輸出が堅調になったため、そのような混乱は起こらなかったといいます。


アジア通貨危機は、
タイが外資をどんどん受け入れ過ぎた結果、不動産供給過多から不動産バブル崩壊懸念が発生し、その後、シンガポールあたりからバーツ売りが大量に出たことを発端に、バーツが暴落。連鎖的に他の国の通貨も暴落していく。


しかし、この時に国内が大きく混乱することは無かったそうだ。なぜならバーツ安になったために、輸出が好調になり、貿易収支が黒字になり、1年程度である程度の水準を取り戻すことができた。


だから円安になっても大丈夫というよりは、開かれた市場経済でハイパーインフレになることは想定できないのではないか?という話。


またソ連崩壊時のルーブル暴落の話もある。
これは、確か10分の1、100分の1程度まで紙幣の価値が暴落したという話です。
ソースは確かではないが、これは、ソ連時代の国営企業をソ連高官が個人資産として安く買うためにわざとハイパーインフレを発生させ、高官たちが購入した後に、貨幣コントロールで基に戻すという。。。えげつないことをしたという話です。  これで儲けている人たちは少なからずいるでしょうね。。。


日本に話を戻すが、
円安なれば貿易収支は好調になるが、もとの問題である財政赤字の解消までには至らないと思う。
また社会保障費の増加とそもそも政府の仕組みも問題であろう。 ハイパーインフレになるかは曖昧なところだが、


いずれにせよ、2015年~2017年には外貨に換えることが必要だと思う。
いまや、1ドル80円の時代だが、海外に来ていて思うが、明らかに高水準だ。日本の円は高すぎる。
不動産バブルと同じで高すぎるものというよりアンバランスなものは、いずれ崩れる。 
逆にハイパーインフレは怪しいにせよ円安になったら円資産を買い戻せばよい。


ということで、やはり海外投資の勉強は今の時代は必須だということを再認識するわけです。
また、どうやら『国家破綻』というと仰々しいイベントに聞こえますが、2,3年に1度はどこかの国が破綻しているということを聞いたので、その国家破綻の歴史というのを徐々に勉強して紐解いていきたいと思います。


以上。
ganochaso