南天群星5
1982年2月26日 K君とYさんは入籍し、28日には東京プリンスホテルで結婚披露宴を行います。
結局、マスコミの力が必要なのか。マスコミに注目された結果、直前に出した最新シングルも話題になり久々のヒット曲となります。
1982年1月21日 14thシングル
「チャコの海岸物語」「翔(SHOW)~鼓動のプレゼント」発売
K君自身、オチャラケ気分の陽気な曲で悪く言えばそれほど真面目に作った曲ではないと思っているようです。
K君は否定しますが、世の中ではチャコはYさんでしょ!と勝手に思われていて、お祝いムードとも重なり「チャコの海岸物語」は久々の大ヒット曲となります。この曲で「南天群星」を知ったという人も相当いるはずです。
このころモノマネ芸人のコロッケが多少デフォルメした表現で田原俊彦のマネをしているのが巷で流行っていました。
レコーディング中にふざけてトシちゃんをマネしているコロッケのマネをしながらK君が歌ったらレコーディングのスタッフやバンドのメンバーから大爆笑が取れたので、トシちゃん風の歌い方で録音した音源が正式なシングルになっています。
そんな笑い優先のシングル曲ですが「南天群星」の歴代シングル売り上げで12位、「勝手にシンドバット」を超える久々の大ヒット曲となりました。オチャラケを否定しマスコミから距離を置いたはずなのに、オチャラケとマスコミに助けられる皮肉なかたちでのヒットとなりました。
この「チャコの海岸物語」のヒットで2回目の紅白歌合戦に出場できることになります。
その紅白歌合戦でK君は未だに事件とされるパフォーマンスをしてしまいます。
紅白歌合戦は入念なリハーサルに基づき、秒単位でカメラ割りまで事前に決められ、予定通りの司会者とゲストの会話があり本番が進むことになっています。生放送であり国民的行事なので失敗は許されません。リハーサルで確認したこと以外の全てがトラブルとなり得ます。
そんな大イベントですが、2回目でもあり、ガッチガチのイベントには出る側としても飽きていて、K君はリハーサルにはない姿で生放送のステージに現れて司会者を初めとするスタッフ側をびっくりさせます。
着物姿に白塗り。三波春夫さんのパロディの着物姿と言われていますが、ちょんまげこそつけてないですがバカ殿的な風貌と言うと近いでしょうか。元々がトシちゃんのパロディなので紅白歌合戦なら三波春夫さんでしょ!くらいの軽い気持ちで演歌調にふざけ気味に「チャコの海岸物語」を歌いました。
途中で「受信料を払いましょう!」「お客様は神様です。」など叫んだりして真面目に歌う気は全くありませんでした。
若者からは笑いが取れましたが、大人からは、かなり冷ややかな目で見られました。デビューしたばかりの新人が大御所をバカにするにも程がある!NHKには抗議の電話が止まりませんでした。
NHKからは謝罪を求められましたが、K君は若かったので真面目には謝りませんでした。この一件で「南天群星」はNHKから出入り禁止になったと言われています。
まぁまぁヒット曲を出していたからでしょう。出入り禁止とまで言われながら翌年1983年の紅白歌合戦にも出場しています。「東京シャッフル」での出場でした。
「東京シャッフル」のときはメンバーが一切楽器を演奏しないでK君の歌にコーラスを軽くあてるだけという登場でした。これもリハーサル外と言われています。生放送では時間の制約がありバンド演奏の音を調整するのは難しいのでしょう。音はK君の歌以外は裏方ミュージシャンによる演奏でという設定になっていました。演奏は裏方さんがやって自分達は弾いているフリだけのエア演奏なら止めようってことにしてしまったようです。NHKからすると大人の都合を暴露された感じになってしまいました。以降「南天群星」が正式なエントリーとして紅白歌合戦に出ることはありません。