悲しいね(『悲しいね』渡辺美里) | 狼の皮をかぶった羊

狼の皮をかぶった羊

生まれたところや皮膚や目の色で一体この僕の何が分かるというのだろう



(THE BLUE HARTS「青空」)

一番の勇気はいつの日も 

自分らしく素直に生きること

白い雪 目の中におちてくる

君以外見えなくなる

悲しいね さよならはいつだって

やさしさを失った 海の色

悲しいね 悲しいね 悲しいね

愛すること ためらうなんて


http://music.yahoo.co.jp/shop/p/53/239789/Y004483


今日は友達の結婚式。

ヤツは小さい会社ながらも、次期社長。


でも、そのプレッシャーはいかほどか。

倒産すれば、社員を路頭に迷わせてしまうし、

自分自身、借金を背負うかもしれない。


でも、彼女は「結婚しよう」と言ってくれた。

それで、ヤツも吹っ切れた。


大切なヒトを、いつも笑顔にさせる存在でありたい。

だけど

俺の存在が、そのヒトを不快にさせるのであれば、

存在しないほうがいい。


自分が傷つくのは我慢できるけど、

誰かを傷つけるのが耐えられない。

そんな距離感を作るのが「ヤマアラシのジレンマ 」。


ヤツにとっての距離の指針は、彼女の言葉だった。

きっと、「傷つけてしまうかもしれない」ことに

勇気と覚悟が持てたんだと思う。


俺のはあの日、なくしたまま。

その優しさが本当なのか、

優しさにつけ込んで、俺が無意識に強制させてるモノなのか。


言葉にしてくれなければ、分からない。

そんな自分の脆弱さ。

渡辺美里さんの歌詞と歌声は、「弱さを見据える強さ」がある。


披露宴のあったホテルから、夜の真っ暗な湖を眺めながら

そう思った。

・・・相当、飲んでるな俺(--;