7年間の埋め合わせ | ジョニーの部屋へようこそ

ジョニーの部屋へようこそ

果てなき夢を追う男、ジョニーの日々の記録

twenty-nine の続き。


メィ姉が自動車の鍵を何処かに落としたらしく、
探しても見当たらなかったので、
きっとデニで落としたのだろうということになり、
みんなは先にえっ夫妻の家に向かわせ、
僕とメィ姉でデニに向かうと
店員さんが見つけてくれていました。
ありがたや。
しきりに彼女は謝っていて、
よくあることだからいいのにと思いながら
スピーカーから流れて来るデヴィット・ボウイの
「レディ・スターダスト」を口ずさんでいました。
alright。うん、alrightだ。


PM11:00~AM1:30(30th)
えっ夫妻の家に到着。
初めて旦那さん(予定)を見る。
すごい僕が所属していた研究室の
某Tくんに似ていたので、
自己紹介のときに思わず、

「Tくんに似てらっしゃいますよね?」

と聞いておりました。
みんなに「誰だよ!?」と突っ込まれましたが、
その突っ込みは間違ってないと思います。

忘年会では時間もかなり迫ってたので、
ここでゆっくりみんなで旦那さんに
自己紹介しつつ、近況報告をしました。

先生に子供が1人増えてました。

これもビックリしたんですが1番のサプライズは
長女が高校生になっていたこと。
僕たちが高校生の頃は、バーベキューとかで
先生にくっついて来たとき、
人見知りしているすごい小さな女の子だったのに、
いつの間にか高校生ですか…。

mixiでも書いたんですが。

年齢を重ねるにつれて時が経つのを早く感じるのは、
幼い頃に比べてたくさんの刺激を経験してきたからだ、
ということを聞いたことがあります。
人は未経験の刺激に出会った場合、
とても長く感じるということだったと思います。
覚えありませんか?
例えば入社当日とか。
とても長く感じませんでしたか??
多分、僕はそういうことじゃないのかと
解釈しているんですが。

きっと彼女にとってみれば高校生になるまでって
結構長い時間を要したと思うんですよ。
僕だってそうだったし。
中学の3年間なんてもう長くて長くて
息が詰まるかと思った程。
でも、僕らからしたらあっという間なんですよね。
この間までこんなに小さかったのに!
それが僕たちの今。


そこに最も僕は7年間の重みを感じました。


高校を卒業して7年間。
言葉で言うととても簡単なんだけれども、
実際に小さかった女の子を高校生にまで
成長させてしまう月日。
あの頃の僕らと同い年にしてしまう月日。
そしてここに立っている現在の僕たち。
軽くショックを受けるには十分な事実。

あの頃は未来のことなんて
さほど考えていなかった気がするし、
多分みんなそうだっただろう。
今ここに存在している僕たちは、
きっと当時僕らが想像していた自分たちの姿を
遥かに超えた存在になっていると思う。
良い方向か悪い方向かわからないけど。

学校や就職や社会の冷たい風や
病気や恋愛や別れや結婚や・・・
いろんなことを経験して、
それこそ良い事悪い事ひっくるめて経験してきて、
ホントは苦しくてたまらないような
そんなことだってたくさんあるのに、
それでも僕たちは必死に生きている。
そのことが何かとても尊いことに思えて。

書くの2回目だけれど、
僕は本当に嬉しかった。
みんながもう一度集まってくれたことが。
全員ではなかったけれど、
それでも21名も集まれば
自由奔放な人間が集まったウチの部活では
割と快挙だったのでは無いかと思います。
もう2度とこんなに集まるとは思ってなかったので
ものすごく嬉しかった。
そして、それを実行出来たのは、
みんな一人一人が会いたいと思って
わざわざ来てくれたからです。


みんな、集まってくれて本当にありがとう。


みんなが集まってくれただけでも、
2ヶ月かけてこの企画を練り、
作り上げていった甲斐がありました。
場をしきってる間は、楽しむ余裕とか、
それ以前に料理を食べる暇すら
全く持って無かったんだけど、
みんなが楽しそうにしていたし、
楽しいって言ってくれたし、
何か僕はもうそれで十分です。
みんな重ね重ねどうもありがとう。
至らない部分もたくさんあったと思いますが、
それでも楽しんでくれたのなら幸いです。


楽しかった祭りももうおしまい。
最後にみんなの車が置いてあるお店まで戻って、
高校の頃の部活が終わるときの挨拶をして
(これが毎度のことながらグッと来る)、
みんなそれぞれ車に散っていきました。

僕は爆音で音楽をかけて、
寂しさを何とか払拭しようと
歌いながらアクセルを踏み込んでいました。
これからもどうか強く生きていけるように。
僕らしく生きていけるように。


AM3:00
風呂に入ってようやく就寝。
興奮覚めやらぬまま、
僕は夢の中に引きずり込まれていったのでした。