
私は秋から大活躍のタイツ! 派!
靴下・・と聞いて、また思い出しました。
阪神大震災の前夜は、
1月というのに暖かかった。
ありすは、冬に分厚いシルクの靴下はいて寝るタイプ

だけどその夜は変に暖かくて靴下はかずに寝たんです。
は・だ・し

その裸足が、ありすを救ってくれたと分かったのは後のことなんですけど、その話します。
朝方、地震直後は真っ暗闇

なんにも見えない
本当に真っ暗でした。
真っ暗で、誰もが何も見えない状態なのに、
母が、見えない見えないって言って
ありすにメガネを取ってきてっていううんです。
なんとか取りに行こうとして、
一歩踏み出すと、
足に、チクっとガラスの破片のようなものが
刺さりました

いたっ


痛いわ、歩けない、取りにいかれへん
ガラスいっぱいかも・・
真っ暗闇でなんにも見えないから
メガネがあっても見えないってその時は、気づかず
母もありすもすぐには、動けませんでした。
地震発生中は、
ありすは娘(当時1歳1ヶ月まだちゃんと歩けない)にかぶさるように守りながらまるまってました。隣で寝ていた母は、いつの間にかありすの上からかぶさっていたんです、
座布団一枚のスペースに3人重なってる状態

よし、こうしてじっとしてたってどうしようもない
リビングの方に行ってみようと思って、
その方向へ恐る恐るちょっとずつ歩きました。
今度は、寝ていた和室とリビングへ出るほうの扉が
開きません

いったい部屋の中の様子はどうなってるのか
まったく、まったくほんとに見えない
がんがん開けると、なんとか10センチくらい隙間が出来て
手を出してさぐってみましたら、
何かが倒れて扉をふさいでいたのです。
玄関の方から
“大丈夫ですか?”って
男性のどなり声は、かすか聞こえるけど
こっちからの声なんて聞こえてない。
閉じ込められてるなんて、まさかね、思わないでしょう
ありすは、腕を出せるだけ出して
思いっきり押しました。
うーーん、、食器棚が倒れてるようです・・
床は食器の破片で、ぐっちゃぐちゃでしょう・・
押して押してなんとか開きました

火事場のバカちからで、しかも10センチの隙間から
大きめの食器棚を押したありす、すごいでしょ?
人間ってそんなもんです

リビングのすごさはまた今度機会があればお話します。
じょじょに明るくなってきて
寝ていた部屋を見たら、ぞ~~~っとしました。
足にチクッとガラスが刺さった気がしたんですけど
何もケガ無く、チクっとしたのは、飛び散ったほんの小さなガラスのくずだったみたいです。
もしもいつも通り靴下はいて寝てたら
メガネ取りに行こうとして、ガラスくずに気づかず
大ケガしてたかもしれないんです。
倒れたベビータンスに、人形ケースのガラスが突き刺さっていました。
ちょうどそのガラスに顔を突き刺して・・・
いや、顔か首にそのガラスが刺さっていたかもしれないんです。
靴下をはかなかっただけで、命拾いしました。
部屋の写真が残っているので、
恥ずかしいけど見てください



白い布団がちらっと見えるでしょ?
そこに3人かたまってて
そもそもは、倒れたタンスのところが
寝ていたスペースで、
一瞬で、ありすは隅っこに移動して、助かってるんです。
どんくさいありすが・・・ケガひとつなく生還です

こんなにタンスも倒れて足の踏み場ないのに
真っ暗闇の中、どうして隣の部屋まで、
こけたり、体に触れることなく歩けたのか、
本当に不思議でたまらない

くろく四角い枠が人形ケースの一部
タンスの上に置いてた。
これだけぐっちゃぐっちゃに破損するなんて
どんだけ~~な大地震でした。
明るくなってからの空の様子

手が震えてピンボケだ
こんなに煙が出てるのに
消防車の音も無く も救急車の音も無く
まだヘリコプターも来ない
しーーーんとしてた。
お昼も暗い
空全体に灰が舞ってる状態でした。
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