うたたねして、風邪をひいて
お医者さんに行ったら
腎盂腎炎(じんうじんえん)
即入院

2年生 3年生は、ほとんど病院で生活していました。
入退院の繰り返し。
病室も他の子供達のことも
看護婦さん お医者さん
いろいろ覚えています。
最初入院した時(7歳)は、大部屋で、
部屋に6人か8人、
となりのベッドは、優しい中学生のお姉さん
ビーズでいろんなものを作っていました。
ある日、お姉さんは、ビーズでとんぼの作り方を
おらに教えてくれた。
さびしかったおらは、とっても嬉しかった。
次の日の朝
となりのお姉さんはいませんでした。
持ち物も何もかもなくなってました。
看護婦さんにも聞けなかった。
お姉さんがどこへ行ったのか。
夜中に退院するわけないもんね。
それからも 一人消え 二人消え
おらも消えるんじゃかって
夜、消灯時間になってパチパチって音がして
真っ暗になる病室がたまらなく怖かった。
