これは11月25日(日曜日)の釣行での事。
ハゼでこれだけ写真を撮ることはそうそうなかった。
3連休最後にどこに行こうか迷い、午前中はキビレを狙い、午後からとある場へ向かった。
その場は『有明海』。
昨年真冬に満潮の条件を確認し打ってみたが…
何とも読みづらい…(-"-;A ...アセアセ
深さがまずどれだけあるのか解らないし当たり一つ来なかった。
場を掴むための打ち込みだったために釣果は期待していなかったし30分で色々なものを観察しその場を立ち去った。
それから1年弱の今日。
今回はある作戦を立てて場に向かっていった。
オープンエリアに置いて重要なのは自分が獲物の気配を探している近くへ打ち込むという事。
これがオープンだと難しいし、そこで目を着けるのは色々な場を開拓した経験から一つの結論に至った。
場を狭める釣りという条件。
これは自分自身の力で成し得るものではない。
潮の干満を利用しモノにするしかなかった。
基本、釣りは潮の動いているときに獲物は行動する。
しかし、余りにも潮流が激流の場所や、複雑な場所は反対の条件でしか口を使わない。
潮止まりという存在!
満潮てっぺんとドカンにのみ当たるという場がたくさん存在する。
潮が止まった時でないと獲物達も落ち着かないのだ。
有明海に置いて狭める方法は干潮時に場へ来て深場を狙い撃ちするというもの。
場に着いて驚いたのがその干満差。
満潮時に来ていた場所は潮が引いて場は激変。
見渡す限り干潟となり、その干潟には数本の『川』が存在する。
その『川』こそが獲物が澄むとされる深場となると妄想した。
まさか7m近くある水深だったとは…
船ははるか下の方に鎮座し、当然泥に埋まる。
そこは20m先に小川が出来てこの中に獲物がいると妄想していた。
【今回のタックル】
竿:SHIMANO BORDERLESS 300MLS-T
リール:SHIMANO Sephia BB 2500SDH
道糸::DUEL HARDCORE X4 0.6号
リーダー:VARIVAS SHOCK LEADER 16lb
オモリ:王様印 中通しオモリ 1号 × 2個
ハリス:DAIWA TOUGHRON GREAT Z CUSTOM EX 1.5号
針:SASAME 追い食いメバル 4号
餌:青虫2本掛け
最初は中通しオモリ1個のみで打っていたが甘かった。
この小川の様な流れだが、打ち込むとどんどん流されてしまう。
水の流れが強い訳でもない。
たぶん妄想だが、床の泥が関係しているように感じた。
泥ごと流れているような…
転がることをイメージしてそこはしっかりとイメージできていた。
基本的な仕掛けはいつも超前を打っているマコッチと変わらない打ち方が吉なのかと…
しかし、今回狙っている獲物はハゼクチ。
下手ハリスだと切られることを想定して、チヌ釣りで使用しているハリスを信じた。
打って分かったのだが厄介ごとばかり。
泥水の中は酷い草ゴミが大量に流れている。
針は根に持って行かれることは無いが、回収する際ラインに大漁の草ゴミがからまってしまう。
しかも複数個所絡まるから草をとりながら巻かなければならない。
「この草がある=釣れるとは到底思えん…少ない場を打ち歩くか…」
比較的少ない場で打ってもラインに絡まる。
それをとりながら餌をジャンプさせて着底する瞬間コツンという当たりが発生した。
「何か当たったぞ!ここから動かしてはいけない!!」
動かさずとも運悪く仕掛けが流れに乗ってしまい、ラインにもゴミが絡みついて右側へ移動してしまう。
何かが居るのは間違いない。
潮がドカンに差し掛かった時に流れがほとんど流れない状態にまで止まった。
たぶんこの時間は1時間持つか持たないかと読んでいた。
その間に当たりが現れなければまた大量のゴミが今度は満潮の流れを渦巻かせて釣れなくなってしまう。
少々焦ったが1回やそこらでは釣れるわけがないと思い込むことにしてどんどん打った。
30g300円チョイの青虫がどんどんなくなっていくが構わず2本掛けでガンガン打って行く。
餌をリフトさせてオモリがそこを流れた瞬間にゴンっという感触がBORDERLESSに響いた。
「何か食ったぞ!ライン張って確かめるか!!」
ラインを張った瞬間異様さが竿に伝わる。
ドンドン竿を曲げて行った。
何かわからんが絶対に獲る気で合わせて巻き始めた。
BORDERLESSという竿はベリーから曲がるにはある一定の条件がいる。
チヌ太郎キビレーなら35cmオーバーでセイーゴならば40cmオーバーでないとベリー根元から曲がらない。
しかし、今かかった獲物はへっちゃらでberry根元から曲がっている。
「この中層で逃げようとするドルフィンの感触は刺身バケモノそのものだ!!」
異様な引きであった。
いつも刺身で味わっているはずなのにそれを超越する引きと重量。
吸いお面まで浮かせないと獲物が判断できないためにゴリ巻きで浮かせると驚くほど大きい尾鰭が印象的であった。
本命だ。
まぎれもない本命で間違いなかった。
こんな大きなハゼを釣ったことがない。
その姿を見てハリスを信じてそのままごぼう抜きに掛かった。
バットまでブチ曲げておかにあがったのは36cm初めて釣ったハゼクチであった。



一人っきりで釣り場で声を上げる。
この時を待っていた。
この時を夢見ていた。
マハゼに似ているが強調されて違う点が難点もある事に気付く。
色がミドリっぽい色で、尾鰭は異様に発達して大きく幅広い。
そしてなんといっても身体に対して目が非常に小さい。
つぶらな瞳に心打ちぬかれた。
次を追っていったが1時間あるなしで潮止まりタイムが終わってしまい反対側の流れがどんどん強くなる。
その中でドリフトさせて着底する間際に竿が曲がった。
餌の端っこを咥えて走るその当たりはハゼドンそのものであったが、2本分の青虫を結構な勢いで竿を曲げた。
針掛かりにはならず残念な形で釣りを終えたが3回当たりは色々なものを教えてくれた。



満足して家に持ち帰った。
わざとやってみたのだが、ブクを使わずに家まで持ち帰った。
1時間40分かけて家に着いたのだがピンピンしている!!
それをよく洗って刺身にしていただいた。
首を切って姿盛りにしたのにそれでもまだ動いている。
どういう生命力…
綺麗に頂いたのだがビックリするのはその甘さ。
マハゼを超えたな…
大味では全くなく身端までもがしっかりとした実の甘みとうまみがある。
久方ぶりにうまい魚を頂いた。

【釣果】
ハゼクチ …… 36cm × 1本
【時間】
16時10分 ~ 18時30分
【潮】
中潮 ドカン → 上げ1分半
【風】
北風 4m強
【餌】
青虫2本掛け
感想として、夢かなったわ~♪
諦めなくて良かったわ。
様子見を含めて動いてしっかりと条件を押さえて得た釣果。
ハゼクチとしては小さめの獲物ではあるがこれ以上なら釣り上げれたかどうか…
良し、それじゃ次は40cmオーバー複数釣ってみるか…
夢はまだ続いていく。
これだから釣りは止められない!!