「ってえ訳でだな。そのお姉ちゃんの乳粥でことなきを得たって話までだったな?」

「ええ。」

「そのころから薄ぼんやり解って来たんだけどこの世は全て因果律で回っておるのだなと。」

「えっ!リンガリンガ?」

「ええい!因果律っ!早い話。リンクだよ!衣食住すべて一人で完結することは難しい。だから社会が形成されて。しかしだ。そこにしがらみってぇもんが生まれて・・上下関係とかな。」

「はいはい。」

「その中で己と向き合って己の真実を得るってぇのは至難の業さ。」

「なんか方法はないんですかね?」

「あたしは考えてね。それに一番近いのではないかという方法を見つけましたよ。」

「ぃよっ!さすがマスター!その方法とは?」

「今、自分が持っているすべてをうっちゃって天、法、師に仕えて世間との関りを一切経って暮らすんだよ。」

「コミューンってぇやつですか?」

「そうぢゃない。横のつながりは経ち師と一方向の繋がりだけにする。これでもまだ師とのしがらみが出てくるであろうがこれが最小のしがらみのなかで真を探求する道としては出来うる最良の道ではないかな。」

「ほぉー」

「して。あたしはこれを出家と名付けました。」

「なるほどぉ。ぢゃあ。あたしはマスターのところに居候じゃなくこれからは出家した人ってぇ塩梅になるんですな?」

「まあね。」

「しかし。あたしはマスターのところに出家して真を求めるために何をやればいいんでしょう?」

「こういう会話と座禅だな。」

「効果あるんでしょうか?」

「そこだよ!せっかく出家したんだよ。効果があるから(やる)ないから(やらない)これはもう外の世界の価値観に縛られてるんぢゃないか。とにかくただ座って、そしてあたしと対話する。あたしはこれを只管打坐と名付けたよ。」

「ぃよっつ!名づけ名人!」

「こらっ!解ったんならさっそくお座り!」

「まずは何を考えて座ればいいんでしょう?」

「ほら。また何かをするときに動機を求める。だめだよ!己の真を探すんだ。・・・・えーっと。とにかく何にも考えないでぼーっと座ってな。」

「了解ですぅ。」

「ん?なんだなんだ?あそこで黙ってメモしてるのおまいの友達かい?」

「ええ。奴も出家とやらをしたいそうで今日は見学に。

「まあ。いいだろうが おい!おまいさん。メモを取るのはいいがね。ちゃんとまとめるんだよ。おまいさんのメモが1000年後残っててくだらねえ話ししてたんだなんてなったら恥ずかしいからね。」

「じゃあ。チャーリーさっそくとりかかりなさい。」

「合点です!」

受想行識赤復如是 舎利子

どっとはらい