水商売や楽団の他に何をやって食っていた?
男は言った。
ああ。パチンコ屋の玉磨き
朝四時からの調理パンの仕込み
・・・・ああ。新学期近くは沖中師をやったわ。
あれか?荷物を背中にどんどん乗せられるな?
オレも同じようなことをやったよ。
乗せられた時に背骨がギシギシ軋んだろ?
背骨がに三個潰れてんだわ
歳を重ねたら傷むから気を付けな
と 男は笑った
あなたは血の欺瞞を背負わされて軋み
それを守るためにそうした
オレはそれを壊すために
そしてそこじゃない夢のためにそうした
オレは欺瞞に満ちた血縁から抜けるために
姓を消すために
宿命を背負った あんたを尊敬していると言ったら
感嘆にに尊敬なんぞ言うな
持つこと 支配することが正義の場所でそれは
一番の美辞麗句で皮肉な言葉で粛清の対象になるんだ
ああもう寝るわと
父と言う冠が付いた男が云った。