対日共闘に懸念も=米中の間で右往左往-韓国
【ソウル時事】
中国の習近平国家主席の3~4日の韓国訪問は、米中間で対応に苦慮する
朴槿恵大統領の姿浮き彫りにした。当初は米国を意識して対日批判を自制したが、
翌日には中国との「共闘」を発表中国とほぼ同様の反日的な韓国世論を背景に中国と歩調を合わせる形となり、
「国内人気のため外交を犠牲にした」(韓国紙京郷新聞)との懸念の声も上がった。
「(中略)」
韓国は結局、共闘を求める中国の圧力に抗し切れず、大統領府は4日午後、
日本の河野談話検証、集団的自衛権行使容認、対北朝鮮制裁解除などで両首脳が懸念を
共有したと発表。直前にテレビ出演した趙太庸外務第1次官は「日本について協調する姿を
対外的に見せるのは望ましくない」と述べており、政府内の十分な意思統一が
図られないまま発表した可能性が高い。
韓国は「公式文書や首脳の肉声では対日批判を控えた」と説明できると考えたようだが、
米国は、自らが支持する日本の集団的自衛権行使容認まで中韓が歩調を合わせたことを
快く思わないのは間違いない。
韓国各紙は5日、「米国は韓国が急速に中国に傾いていると疑う可能性がある」(中央日報)と
懸念。京郷新聞は「韓中『共闘』は、日本の右傾化に力を貸すことになり得る」と
指摘した。一方、「習主席は、中国が韓国に侵略した歴史には一切言及しなかった」
(朝鮮日報)と中国への警戒心も隠さなかった。
時事通信 (2014/07/05-17:15)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014070500171