常陸国 御岩神社
祭神
国之常立神・大国主命。伊邪那岐命・伊邪那美命
宇宙から光の柱が見えたと言われている所
薩都神社 祭神 立速日男命
常陸国風土記
東の大きな山を、賀毗禮の高峰という。ここには天つ神がおられ、名を立速日男命と申し上げ、またの名は速経和気命である。もとは天より降りられて、すぐに松沢の松の木の八俣の上にお鎮まりになられた。
この神の祟りはたいそうに厳しく、人が向かって大小便をしようものなら、たちまち災いをお下し病にならせたという。そのため付近の住民は苦しみ困り果てその状況をつぶさに朝廷に申し上げたところ、片岡大連を遣わせて謹んで祈り奉り「今おられるところは、民が近くに住んで居るので、いつも不浄にございます。おられるには相応しいとこではございません。どうかこの様な地からお移りになられて、高い山の清浄な場所にお鎮まりください。」と申し上げた。神はこの願いをお聞き届けられ、遂に賀毗禮の峰にお登りになられた。