仮想通貨は【通貨】ではなく、【金融商品】って話 | じょにぺでぃあ

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身体障害者のアラフィフのおっさんです。現在、無職のために3~7回/日の更新を目標にして頑張っています。

ビットコインがもてはやされ、テレビCMまでやるようになった…。
前々から懸念していましたが、今日の朝刊に『仮想通貨 もろい価値』って見出しの記事があったので、【じょにぺでぃあ】的な見解を書いてみることにしました。
そもそも、【通貨】って何?というところから理解してほしいと思います。
歴史的に考えてみるとスタートは物々交換ということで問題無いと思います。
古代の人類が、余剰な獲物や作物を交換したのが、商習慣の始まりで、大きな物を持ち運ぶ労力を減じるために、金銀などの希少鉱物の価値を定めて、貨幣として使い始めたって感じだったと思います。時代劇に出てくる金貨や銀貨がソレです。
しかし、金銀には限りがあって、充分な量を確保するのが難しくなって、国が、金銀と同等の価値を保証したモノを代わりに流通させるようになりました。それが【通貨】です。
元々は、通貨と金を交換することが可能な【金本位制】をとっていましたが、それも金の絶対量と【通貨】の流通量のバランスが保てなくなって、単に国が価値を保証するって制度に変わりました。それが今の【通貨】、あなたの財布に入っているお金です。
正確には【日本銀行券】と言う紙幣を見てください。単なる紙ですよね。もちろん、偽札防止のために特殊な加工はされていますが、単なる紙ってことには違いありません。
その単なる紙を国が保証することで、価値が発生している訳です。
だから、日本という国が滅びれば、日本銀行券は、価値を喪い、単なる紙切れに戻る訳です。
でも、日本が簡単に亡びることはないでしょう。

では、代表的な【仮想通貨】である【ビットコイン】を保証しているのは、どの国?どこでしょうか?
たぶん、実際にビットコインに手をだしている人の中にも答えられない人が相当な割引で存在すると思います。
【仮想通貨】でキャッシュレスになれば、便利だし、格好良く見えますよね。
あなたのお金だし、俺に口を出す権利はありませんが、今、ビットコインを持っている人、これからやろうと思っている人は、一度立ち止まって確認してほしいと思います。
【仮想通貨】、【ビットコイン】は【通貨】じゃないんです。どこも保証してくれないんです。
この朝刊の記事にも書いてありましたが、【金融商品】なんです。【先物取引】などと同じなので、相場が激しく変動するんです。
先物取引と同じように、上手に相場を読んだり、運が良い人だったりすれば、短期間で、大きな利益を得る人もいるでしょう。
ただ、金融商品である以上、表に出てきていないだけで、同じ数の人が、損をしている人がいるんです。
最後にもう一度書きますが、ビットコインに手を出すかどうかは自由です。でも、システムを知らずに手を出すのは危険です。銀行などの預金金利は低く、給料は上がらないので、少しでも、お金を増やしたいって気持ちは分かります。でも、流行っているから、テレビCMでやっているからって安易に手を出すのは、止めた方が良いと思います。