『Paymental Love』第3章【起点】2 | じょにぺでぃあ

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身体障害者のアラフィフのおっさんです。現在、無職のために3~7回/日の更新を目標にして頑張っています。

思いっきりマコを抱きとめると、目が覚めた。
夢だったのか!?「マコは?マコはどこに行った?マコは大丈夫か?」見知らぬ天井が見えていた。視線を巡らせると3人の女性が見えた。一瞬天国かと思ったが、皆、知っている顔だった。
マコと呼ばれて一瞬私のことかと思った麻子だが、千秋兄ちゃんたち野球部では旧姓の玉野からタマちゃんと呼ばれていたことを思い出す。ということは、キャッチャーの誠くんのことだろう。目の前にいる美人ホステスが誠くんに似ている気がしたが、気のせいだろうと思い直す。
千春は驚いた。先輩にマコと呼んでもらえたのは人違いでも、うわ言でも嬉しかった。でも呼んでいたのは僕のことだと確信してもいた。