そのカセットは公式なものではなくて、いわゆる海賊版みたいなヤツです。カセットの箱に「本人の歌と演奏」と書いてあるアレでした。何のこっちゃ?と思う方もいらっしゃるでしょうが、昔は「本人じゃない歌と演奏」という罠が時々あったんですよ。家に帰ってかけてみたら全然違うどっかのオッサンが歌ってるヤツとか。しかも箱の写真だけは本人という

それはさておき、そんなカセットですけどすっかり気に入って毎日聴いてました。遊歩人で!そのカセットは割とツボを押さえた選曲で、インチキカセットにしてはなかなかいいものだったと思いますよ。「夜をぶっとばせ」をいたく気に入って、何度も頭出ししては聴いていました。懐かしい単語大会で目頭が熱くなってきましたが。
最初にちゃんとしたCDで買ったのは割と渋いところで「山羊の頭のスープ」です。しかしお金がありませんし、友達にもストーンズのアルバムを揃えている人はいませんでしたからジワジワとCDやレンタル落ちのレコードを買い集めるのが精一杯で、なかなかたくさんの曲を聴けなかったんですよね。
そんなこんなで高校生になったんですが、何とストーンズが日本に来る事になったんです。映画「太陽を盗んだ男」ではストーンズの来日は「ありえない事の代名詞」みたいな扱いでしたけど、ついに本当に日本に!
ちょうどその時期にリリースされたのが「スティール・ホイールズ」というアルバムで、そのアルバムを引っさげてのワールド・ツアーの一環としての来日だったんです。「スティール・ホイールズ」はそんなわけで想い出深い一枚なんですよね。
そういった思い入れを差し引いても、すごくクールでいいアルバムですよね。「Sad Sad Sad」「Rock and Hard Place」あたりを聞くと高校生の頃を思い出します。そういえば高校の文化祭で撮った映画に挿入曲として「Sad Sad Sad」を入れたっけ。シーンが短くてワンコーラスだけで残念でしたけど。
待ちに待ったストーンズの来日公演…行けなかったんですよねー。なんだそりゃ!と言われそうですが、超大物外タレですから、チケットが1万円以上したんですよ。1万円くらいどうにか工面しろ!とお思いでしょうが、工面はしたんです。でも、ポール・マッカートニーもソロとして待望の初来日だったんですもの!
私からしたら、ストーンズもすごいけどなんたってビートルズがやってくる!フーヒーハーという感じでポールの方を選んだんです。1万円以上払って見たポールは砂粒みたいに小さかったけど、紛れもなくビートルズのベースのポールでした。
表題からズレできたのでこの辺で。またお会いしましょう。
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