先日、新人サラリーマン時代に私の教育係だった先輩が定年退職とのことで、新宿で送別会がありました。
新宿の店は、これも3期上の先輩の店です。
集まった社員/元社員は20名ほど。大体は名前もわかる方々です。
その方は60歳定年、65歳まで継続雇用して退職されました。
親会社は定年が65歳です。販売子会社は今も定年60歳だそうです。
転籍してなくても、親会社に在籍していても定年は子会社のものが適用されるみたいです。
定年後の処遇が定年を機に大幅に下がることが多く、ちょっと問題になっています。
入社同期でも定年60歳と65歳では生涯年収に差がついていそうです。
もっとも定年65歳でも、おそらく50歳代半ばから賃金水準は下がっていきます。
役職定年もあるので、皆が65歳まで役職手当をもらえるとも言えません。
定年の差と処遇の差はそれほどないのかもしれません。
今は大学卒であっても40年以上会社員生活を送ることになります。
これって結構長いですよね。
ドラッカーだったと思いますが、「会社の寿命は人間の寿命より短い」という言葉があります。
4年前に70歳までの就業確保措置が努力義務化されました。
就業確保措置は雇用が全てではありませんが、それでも多くは雇用による就業になるでしょう。
すると、22歳で会社員になり、70歳まで働くと48年間です。
人間の寿命どころか年金をもらうまでに入社した会社が無くなる/変わることも増えるでしょう。
定年の差が5年あるから、とか、賃金が数%変わる、とか、入社時に比較することは意味がありません。
大企業だから、とか、有名企業だから、とかで就職先を考えることも、どんなもんでしょう。
今の就活期間がどれくらいあるかわかりませんが、長くて1年間くらいでしょう。
私たちは水晶玉を持っているわけではありません。
どんなに業界や志望企業を調べても、約半世紀先のことなんて解るわけがありませんよね。
リーマンショックやコロナや新エネルギーや地政学的なものや、私が入社した時には考えられませんでした。
つまり不確定要素(リスク)が多すぎます。
入社した後に思っていたのと違った、と言って離職する方が一定数います。
同情しますが、大小はあれ皆がそう思っているのではないでしょうか。
説明と違うということについては、人は自分にとって都合の良いことしか聞かない、ということがあります。
よく言う「言った、言わない」です。
過去の体験から、聞いた言葉を自分なりに解釈してしまっていないでしょうか。
口コミを参考にされることも多いそうです。
就活生やOBだけならゲーム理論が働いているはずですよね。
就活が大きいビジネスになることもわかるような気がします。
ここで考えることとして、会社に半世紀いるかもしれない、ということです。
キャリア観を持って社会人をスタートすれば、会社がどこであれ、会社人として成功すると思います。
必ずしも同じ会社ではなくともいいと思います。
今までは退職金制度の関係で、同じ会社にいた方がよいと言われていました。
現在は退職金を辞退して月々の報酬額を増やすこともできます。
そのままでは税制上不利ですが、ポートフォリオで負債を増やしたりidecoなどもあります。
考えれば、やりようはあるということです。
人の意見だけで入社した会社に50年いて、満足して会社人を終える方は、どれくらいいるのでしょう。
それなりにいらっしゃると思います。
もし、今いる会社に不満があったとしたら、推してくれた方を恨むのでしょうか?
そんなことはあまりないと思います。
思った通りの会社ではないかもしれません。
それでも自分なりに頑張ってきたことが小さな満足感になっていると思います。
この項をどう締めくくるべきか、ちょっと悩んでいます。
大雑把に言えば、「何か決断を迫られたときにどうするか、その後は?」にしようかな。
長期にわたり影響を受ける決断を迫られた際に必要なこととして、区別しておいた方がよいことがあります。
一つは知識として知っておきたいこと(つまり人に聞くこと)です。
もう一つは、決断は自分で考えた結果だということです。
マネープランや法令や業界の先行きなど、一から研究するよりも人から聞いた方が早いですよね。
その上で、この会社にしようと決断して、その結果は受け入れる、ということでしょうか。
その決断より遥かに入社してからの行動が重要です。
前述したようにどんなに大企業であっても50年先はどうなっているかは解りません。
会社はあっても自分が所属する部門が売却されることもあります。
遥か先のことは予測できないことを承知の上で、それでも考えておくこともあります。
例えば10年程度先までの大雑把な予定を立てることがあります。
3年くらい先もそうです。この辺りではキーワードや具体的な目標を作ることもできます。
そして今から1年何をやるか、6ヶ月先、3ヶ月先の目標を決めます。
このくらい近くになると、大きなイベントならカレンダーに入れることもできます。
今月やるべきことを決め、準備します。
スケジュールに追われすぎないよう、工数にとらわれず必要なことを挙げていきます。
基準は3ヶ月先、6ヶ月先、1年先の目標です。
やるべきことが吟味出来たら週の行動計画になり、あとは機械的にこなすだけです。
やるべきことを決めた上でスケジュールを立てる、という順番を重視します。
不測の事態が起きた時は、目標と引き比べて優先順位をつけます。
基本はホイホイ受けないことです。後で身動きが取れなくなります。
でもやらざるを得なければ、スケジュールや週/月の目標を変更します。
このようなことの繰り返しを愚直に続けることが大きな果実をもたらす気がします。
来年の目標を立てようとして、うまくいかない時があります。
10年先、3年先のイメージをまず決めることがお勧めです。
これが無いといびつな目標になっているかもしれません。
考え方が一貫していれば、個別の行動がぶれても問題はありません。
頑固さと芯の一貫性とは違います。
こうしておけば力みがなく、しなやかな目標が立てられると思います。
年末の大掃除で心が折れそうで、PCのデスクに避難しています。
明日中には終わらせますが、いやはや。
良いお年をお迎えください。