人間万事塞翁が馬、だと確信しています

人間万事塞翁が馬、だと確信しています

自転車でふらふら。
いろんなことがあっても向き合ってゆきましょう。

 先週の台風の後、庭の片付けなど。

台風一過で気温が上がり、まぁ暑いこと。

風で倒れた花を切り、芝刈りも行い、雑草を抜いて、風で飛んできた葉を集めます。

ついでに庭木の剪定も行いました。

真夏の剪定なので軽く整える程度でしたが、それでも結構な量になりました。

 

 横浜市では、庭での焚火が禁止されています。

いちいち袋に詰めて燃えるゴミの日に出します。

少し家において体積が減ってから出すようにしています。

正直、微妙に面倒です。

 

 芝生の刈りカスは地面に穴を掘って埋めます。

コーヒーの出しガラ、タバコの吸い殻、卵の殻などを加え、微生物資材を混ぜ、一杯になったら土をかぶせておきます。

半年から1年おいておくと、芝生が良く根付きます。

 

 コーヒーの出しガラには植物の成長を阻害する成分が含まれているそうです。

このため、時間を置いています。

この成分が抜けると、出しガラは炭のようなものですから微細な穴があり、微生物の住処になるそうです。

 

 私は両切りのタバコを吸っているので、フィルターがありません。

庭でタバコを吸う時には、この穴に捨てるだけです。

燃え尽きればすべて灰になります。

燃え残った時は害虫除けになるかな、くらいの考えです。

タバコにはタバコモザイクウイルスというウイルスが付着している時があるそうです。

トマトなどに病害が出ることがあるため、少し気を遣います。

 

 卵の殻は、カルシウムのちょい足し用です。

カルシウムイオンは芝生を病気に対し強くします。

粉々に砕いたものが良いのですが、面倒なので大雑把に砕いているだけです。

ピーマンは多くのカルシウムを必要とするそうです。

プランターで植えている時には少し混ぜると良いのかもしれません。

 

 台風前に気づいたのですが、庭木に鳩が巣を作り、卵を抱いています。

このため、巣を作った木の剪定もできませんでした。

梅雨入り前頃から庭にキジバトがやって来るようになりました。

特に忙しそうでもなく、と言ってすぐ飛び立つこともせず、私との距離を保ちながらうろうろしていました。

今から思えば、私が敵意を持っているのか観察していたのかもしれません。

 

 煙草を捨てる時にこの木のそばを通ります。

脅かさないよう自然に通りたいのですが、なぜか不自然になります。

気配が全く感じられない時もあり、そっと下から覗いてみると、鳩の頭のシルエットが見えます。

 

 ネットで調べると、孵化まで2~3週間、巣立ちまで2週間くらいだそうです。

木の下には芝生があり、芝刈りもできそうにありません。

フンや羽根など、少し困った落とし物もありそうです。

でも少し見守ってあげようと思います。

 関東も梅雨入りしました。

今年は晴れて暑い日から一転強い雨になっています。

温暖化かなぁ、というセリフもあまり聞かなくなり、これが常態であるという認識なのでしょうか。

 

 昨日も結構な雨で、東神奈川駅からそれほど遠くない訪問先にも関わらず、ずぶ濡れになりました。

忙しいにも関わらず、お時間をいただけたこと、感謝です。

 

 プレゼンを終え、帰路につきます。

東神奈川駅の駅そばが有名とのことです。

昼少し前ですが立寄ってみました。

するとまぁ行列ができています。

私はラーメン屋の行列さえしない人間です。

ホームに人混みがある中、駅そばの行列で迷惑を掛けそうです。

またいつか来ましょう。

 

 結局そのまま自宅の最寄り駅まで来ました。

雨脚が強くなり、このまま帰るとまたずぶ濡れになりそうです。

駅前の喫茶店でレポートを書きながら雨宿りします。

 

 レポートをアップした後も、まだ雨は強いままです。

パソコンでネットのニュースをぼんやり眺めます。

大谷選手は6月中旬から絶好調です。

リハビリ中なので無理せず頑張ってほしいと思います。

 

 ニュースの内容と発信元を見ていて、ふと思いました。

ニュースは生成AIの規制についての記事です。

購読している新聞も、連日と言って良いほど発信しています。

私の購読している新聞では、学校で紙の教科書を残せ、というキャンペーンも張っていました。

一方、LAドジャースからテレビ局2局が取材パスを凍結された、というニュースがネットを賑わせました。

これが真実かどうかはわかりませんが、テレビでも新聞でも取り上げられていません。

また少し前、芸能プロダクションの亡くなったトップに関するスキャンダルは、私でさえ10年以上も前に週刊誌か何かで読んだことはありましたが、テレビや新聞での報道はありませんでした。

確かイギリスのテレビで放映された後、各メディアが一斉に後追いで報道したと思います。

 

 これらから、通信社やテレビ、新聞というメディアからの発信について、私たち受信する側もリテラシーが必要だな、ということでした。

ネット記事ではファクトチェックを行って発信されています。

これは、発信された情報についてのものです。

ファクトチェック機関があっても、発信されなかった事実を発信することはありません。

 

 5年ほど前だと思います。当時所属していた研究会で発表した内容を思い出しました。

それは毒についての発表でした。

毒とは、ウィキペディアによれば、生命にとって不都合を起こす物質の総称だそうです。

ペニシリンは、細菌の一部にとって強い毒ですが、人間には影響はありません。だから薬として有用です。

酸素は破傷風菌やビフィズス菌にとっては毒ですが、人間には不可欠のものです。

あるものが毒かどうかは、絶対的なものではありません。

 

 酸素がわかりやすいと思うのですが、進化の過程で後からできたものが酸素です。

それまではアンモニアとかが大気を構成していましたが、植物ができて光合成が起こり、酸素が増えていきました。

酸素は大きなエネルギーを作ることができるので、動物にとっては捕食や逃避に有利になります。

その分、非常に活性が高く人間でも活性酸素は有害ですし、10m以上潜る時に純酸素を吸うと酸素中毒を起こします。

 

 酸素がなかった時代で主役を張った生物は、酸素が増えるにつれ土の中や水の中に隠れて生きるようになり、酸素を使える生物が地球で主役となりました。

 

 生命にとって不都合を起こす毒が、環境の変化により生命にとって不可欠のものになった経緯です。

 

 19世紀のイギリスでラッダイト運動というものがありました。

蒸気機関による紡績機の開発により職を失いかけた工員による打ちこわし運動です。

工員の多くは職を失いましたが、新たな産業に雇用されました。

また、工場法が制定され、社会全体としては進歩しました。

 

 新たなテクノロジーが、ある特定の層に対し不都合を起こすことはよくあります。

パソコン、インターネット、携帯電話など、きりがありません。

 

 生成AIがどの層にとって不都合を起こすかを考えた時、一連の報道はラッダイトに思えます。

しかし、これを超えた時によりよい未来がある、現在の生成AIを超えた技術が出現するとも思います。

 

 メディアが正義を旗印にすることは間違っていないと思います。

しかし、自分の存在が危うくなることと真実を天秤にかけ、報道しないことを選択することは、メディアにとって危機を引き起こすと思います。

 

 大リーグのスターについて、プライバシーの侵害は税金みたいなもの、と言われています。

それはある意味真実かもしれません。

しかし大手メディアが正義の旗のもとに、パパラッチまがいの行為を堂々と行うことには、強い違和感を感じます。

同様に間違いを犯した時に向き合うことをしなければ、次の世代に同じ過ちを起こすと思います。

 

 もう30年くらい前になるかもしれません。

私がすごいな、と思ったダイビングのガイドに、あらぬ疑いをかけ、大手の新聞に写真入りで報道されたことがありました。

その方の人となりを知っていればあり得ないことで、何かの間違いだと思いました。

後日の検証では、新聞の記者がサンゴに傷をつけて、その方のせいであると報道したものでした。

はぁ~・・・・

何のメリットがあってこんなことをしたのか、本人に確認した上で記事にしたのか、など疑問点だらけです。

 

 約40年前の1986年、浜田省吾さんが「J.BOY」をリリースしました。

その中の「A New Style War」の歌詞の中に、以下のようなものがあります。

「正義はバランスで計られ・・・」

重い言葉です。

メディアは天秤のどちらにいるか、その基準は何か。

自身に問うことになりそうです。

 先日打合せが新横浜であり、最寄りの駅までのそのそ。

行きがけに食事でもするか、と近所の町中華へ。

シャッターが閉まっており、貼り紙がありました。

あれ?休みかな?

よく見ると、店主の体調不良につき閉業します、とのこと。

・・・うーん、まいったなぁ。残念だなぁ。

 

 小さな町中華で、今でも出前をやっており、味は濃いめですがおいしい店でした。

中休みは最近取るようになっていましたが、昨年まではいつでも食事ができました。

 

 店主は大船の老舗中華で修行して独立したそうです。

大船の店のオーナーがはす向かいに住んでいるので、円満退社だったのでしょう。

私が中学生か高校に入ったくらいの時に開店したと思います。

通学路に面しており、いつもいい匂いがしていました。

その頃は、財布の中身を気にせずラーメンを食べられる身分になりたいものだ、なんて思っていました。

 

 大学を出て25年間ほとんど実家に帰っていなかったので、30年ぶりくらいにその店に寄りました。

たまたま小学校の同級生が食事をしていて、結局呑んでしまったことを覚えています。

それから独立開業して家にいることが多くなり、その店で昼食を摂ることが多くなりました。

 

 店主の機嫌が良いと時々餃子が1個多かったり、小麦の価格が高騰した時ラーメンは値上げしましたが、値段が下がったらラーメンも値下げしてくれたり、小学校の恩師が気に入ってくれたり・・・

良い思い出しかありません。

 

 貼り紙を見ていると、隣の八百屋の店主が私に声を掛けてきました。

曰く、仕込みを始めていたから開店するはずだったが、急遽体調不良で店を閉め、そのまま閉業することになったとのこと。

店主の体調がすぐれないことは数年前から気づいていましたが、こんなに急だとは思いませんでした。

何も挨拶ができず、少し心残りです。

 

 その日の新横浜の打合せは、今年度の仕事のオファーがあり、詳細を伺うためでした。

その前週に携帯に電話がありました。

知らない東京の番号でしたが、下4桁がゾロ目だったので、どこかの役所かな?と思い電話を取りました。

「〇〇省の□□です。」・・・知らないなぁ。

「△△大学の××先生の紹介です」・・・その先生は存じ上げてます。

「今年度の調査研究事業があり、有識者委員会のメンバーになっていただけますか」・・・???

その内容は完全に私の専門外です。資格も違います。

その旨を話しましたが、構いませんとのこと。

第1回会議は5月下旬が順延し、来月になる予定ですとのこと。

この段階で、私の警報システムが作動し、小さな赤ランプが点灯。

少し詳しくお話を聞かせて下さい、と申し入れたところ、先方は私の自宅まで訪問してもいいです、とのこと。

警報レベルが1段階上がり、中くらいの赤ランプが点灯。

それほどお急ぎなら、なるべく早くスケジュールを調整します、と伝えました。

 

 結局お受けすることにしました。

たぶん小型地雷くらいで済みそうですが、内容はチャレンジしがいのあるテーマです。

昨年度の事業報告書がアップされていたので目を通しました。

メンバーは半数が大学の先生です。残り半数の内半分が役人の方、民間委員は2~3名といったところでしょうか。

内容は抽象度が高いというか、一般化を進めた結果というか、令和5年度に作成した成果物としてはあまり新味がないように感じました。

 

 今年は委託先が変わり、委員に若干の入れ換えがあったようです。

面談の際、私に何を期待しているのか、と率直に尋ねました。

回答内容から、警報の段階を1段下げ、小さな赤ランプが点灯。

自分に知見がないまま年度終了とならないように、今年度は少し学習モードになりそうです。