ビターネイル | 理都の人生悪あがき

理都の人生悪あがき

3児の母です。
子どもの事、日常の事、料理や趣味の事など綴っています。

昨晩は20年来の友人と5時間も電話していて、昨晩というよりもはや今朝という時間になってしまった。それで結局朝の10時まで寝ていたのだが、こども達は7時過ぎには起きとったらしい(旦那談)。で、私に気をつかって音量を最小限に抑えてテレビを見ていた(日曜朝はこどもの喜ぶ番組が沢山)のに、私が「音が大きい」と寝ながらキレたんだそうだ。駄目母にも程があるわい。



ところで我が家の長男は小1なんだが、まだ指しゃぶりが治らんのである。もう何年も「やめるべき」と諭してはいるのだが、理屈屋なので「俺は指をしゃぶらないと眠れないんだ」とか言いやがる。満を持して「ビターネイル」を買ってみた。

マニキュアのような液体で、爪先とか指に塗る。舐めたら死ぬ程苦い(らしい)。有機溶剤とかは使ってないので舐めても一応安全。でも死ぬ程苦い。指しゃぶりとか爪噛みが治らない人の最終手段である。

このビターネイル、一度お友達の家にあったのを塗らせて貰ったのだ。噂にたがわぬ苦さで、長男の指しゃぶりはすぐなくなっあ。でも、おためしで塗らせて貰ったので継続して塗り続ける事は出来ず、1週間ぐらいしてふと指を口に入れたらしく、すぐ戻ってしまった。

その時の苦さを覚えている長男は「苦いマニキュアだけは絶対嫌だ」と断固拒否の姿勢。小学生を抑えつけて指に無理矢理マニキュアを塗るというのは、非力な主婦には無理だ。

仕方がないので、ビターネイルを買う少し前から「指しゃぶりした手で私のスマホ触らないで」とイチャモンをつけ、私のスマホに入ってたゲームを禁止させる。ストレスが溜まってきた頃に「マニキュア塗らせてくれたらやらせてあげるよん」と懐柔。

しかし長男は簡単には屈しない。「自分が如何に指しゃぶりに依存しているか」を滾々と説明し、「いきなり指しゃぶりゼロとか無理」と言い出す。依存症の治療はオールオアナッシングだぜ(意訳)と私。

長男「ならせめて1週間に1回、指しゃぶりをしていい日を設定してくれ」
私「それならゲームはさせられん」
長男「2年生になったら完璧にやめる。それまでは週1指しゃぶり」
私「なら2年になってからゲーム解禁になるがのいのか」
長男「指しゃぶりゼロよりはマシ」
私「」

どんだけ指しゃぶりに依存してんのよ。

しょーもない交渉を続けた挙げ句、解決策は意外な所に落ちていた。

私「新しいゲームをインストールしたんやけど」
長男「何それ」
私「マインスイーパ」

〜ここで旦那爆笑、のちにマインスイーパについて長男に説明する〜

私「指しゃぶりゼロを約束してマニキュア塗らせてくれたら、マインスイーパやらせちゃる」
長男「OK」

という訳でマインスイーパをひとしきり遊んでご機嫌の長男だったが、ビターネイルを爪に塗り、寝るときになってシクシク泣き始めた。

長男「お願いやからコレ外して」
私「お断りだ」
長男「自分の意志で指しゃぶりやめるから」
私「ならマニキュアつけとってもかまわんだろう」
長男「左手はつけててもいいからー」(長男は右手親指をいつもしゃぶる)
私「」

またしてもしょーもない言い争いのあと、限界を迎えた長男は寝てしまった。本人の睡眠時間を確保するためにも、早く卒業してくれるといいんだけど。

ところで現在2歳の次女も指しゃぶりをするのだが、マニキュアを塗ったところ「からいよー」とか言いながらそのまましゃぶり続けた。あれ?これって、長男より長引くフラグなのか?