奥様、中室牧子先生の動画の続編ご覧になりまして?
後編は、非認知能力にスポットをあてていますが、これまた非常に面白いですね!
非認知能力は、年収や学力のみならず、円満な結婚生活や、失業したあとの再就職率など、人生のあらゆる場面で生きてくる、特に40代の中年期に強く表れるということが、エビデンスでわかるようです。
幼少期に非認知能力へ投資するのがもっとも投資効果が高いようです。
そして現実として、ごく当たり前に想像できることですが、結果として、親の社会経済的地位が高い方が、子どもの非認知能力が高いという結果が出ているということ。
ただし!
諸外国に比べると日本はその格差が非常に小さいそうです。
日本の公教育は世界的に見るとかなり上手くいっているのです。
PASAスコアもめっちゃ高いですしね。
非認知能力が人生に与える影響をエビデンスベースで語られています。
空前の中学受験ブームで、子どものサッカーやピアノを辞めさせて、机にしばりつけてペーパーテストの点数を上げる競技ばかり訓練させていても、長い目で見たら20年後30年後に願っていたことと逆の結果になる可能性がありますよ?と警鐘を鳴らす内容となっています。
では非認知能力を伸ばせるのか?何をすればいいのか?…となるわけですが、それは今世界中で熱心に研究されているけれど、「これだ!」ということはハッキリとはわかってはいない。ただ、大人でも伸ばせることは確かだ、ということのようです。
10年、20年と長いスパンで「要検証」なわけですもんね…。
私自身はずっと「健全な自己肯定感」と「知徳体のバランス」を模索しながら子育てしてきました。
部活優先!模試は受けられなくても仕方ない!
子どもが興味ありそうなワークショップに当選すれば、その日は塾休んでもヨシ!
って感じで、勉強よりも体験的なことを優先してきたことも多いです。
それでも受験期になると、目に見える点数や偏差値などのわかりやすい数字に、心がものすごく引っ張られるんですよね~。
だから、「非認知能力が大事!」と言われても、目に見えないし、数字で表せないし、すぐに結果が出ないし、焦って、そして良かれと思って(←ここが落とし穴なわけだけど)、目先の数字を追いかけてしまう気持ちもよ~くわかります。
子どもの個性や、家庭の状況や、かけられるお金や時間など、ひとりひとり違うので、万人に通じるやり方というのはないということは肝に銘じつつ、ある程度の再現性があったり傾向性がある「エビデンス」は子育ての大きなヒントになると感じました!
中室先生の新刊も早速拝読いたしました!
PIVOTの動画は第3章くらいまでを紹介している感じですね。
目次は著作物にあたらないと聞いたことがあるので、目次ベタッと貼ります。
どうです?
めちゃめちゃ面白そうでしょ?
知りたかったこと、興味のあることがいっぱい書いてあって、めちゃめちゃ面白かったです!おすすめ!
世界中の論文から選りすぐって、様々なエビデンスが紹介されています。
巻末の参考文献紹介だけで18ページ!?すごすぎ!
詳しくは読んでみてくださ~い!
↓
はじめに 子育てにかかるお金はどんどん高くなっている
子育てに成功した親の話はアテにならない
「データ」を使えば、教育・子育ての効果がわかる
成績よりも受験よりも「学校を卒業したあと役に立つ」教育こそ重要
信頼できる「エビデンス」で、あなたの子育てを助けます
第1章 将来の収入を上げるために、子どもの頃に何をすべきなのか?
将来の収入を上げるために、子どもの頃にやっておくべきことベスト3
スポーツをすることは将来の収入を上げる
理由1 採用で有利になる
理由2 忍耐力やリーダーシップが身に付く
スポーツをしても勉強はおろそかにならない
スポーツの良い効果は女子のほうが大きい
スポーツをすると欠席が減り、自尊心が高まる
リーダーになることも将来の収入を上げる
リーダーになると将来の採用や就職で有利になる
リーダーになると学力や学歴も高まる
リーダーシップは「才能」ではなく、習得できる「スキル」である
コラム 偏差値の高い学校に行くと、将来の収入は上がるのか?
第2章 学力テストでは測れない「非認知能力」とは何なのか?
学力テストの点数は将来の収入のほんの一部しか説明できない
「非認知能力」は心理学や認知科学で長年研究されてきた
非認知能力は中年以降にこそ重要
非認知能力は結婚や寿命とも関連している
非認知能力は学力を伸ばすが、その逆は起こらない
将来の収入を上げる3つの非認知能力
非認知能力1 忍耐力 ── 成績、貯蓄、健康が良い傾向
非認知能力2 自制心 ── 借金、病気、薬物依存と関連
非認知能力3 やり抜く力 ── 仕事や結婚生活を定着させやすい
最近になればなるほど、非認知能力の重要性が増している
コラム どうやって「非認知能力」を測るのか?
第3章 非認知能力はどうしたら伸ばせるのか?
音楽や美術は非認知能力を伸ばす
「好奇心」を伸ばすことに成功した授業
好奇心が高まると知識が定着し、学力も上がる
学校で他者に対する「思いやり」を育む
生徒の非認知能力を伸ばせる「先生」がいる
学力と非認知能力の両方を伸ばせる先生は少ない
どういう先生が非認知能力を伸ばせるのかはまだわかっていない
コラム 「やり抜く力」は伸ばせるのか?
第4章 親は子育てに時間を割くべきなのか?
子育て世代の「時間貧困」は深刻
学歴の高い母親ほど、子育てに時間をかけている
時間投資の効果は子どもの年齢が小さいときのほうが大きい
子どもの成長とともに、親よりも子ども本人の時間投資が重要になる
子どもと過ごす時間の質を高め、学力を上げたパンフレット
祖父母と同居すると、孫のコミュニケーション力が上がる
祖父母と同居すると、孫の学力も上がる
でも、祖父母は保育所の代わりにはなれない
弟妹は兄姉からの情報を頼りに学校を選ぶ
第1子は第2子よりもデキがいい
第1子が有利になることを示す4つの仮説
仮説1 親の時間投資に差があるから
仮説2 非認知能力に格差が生じるから
仮説3 親のしつけに格差があるから
仮説4 予想外の妊娠だったケースが多いから
1人っ子にもデメリットがある
コラム 「早生まれ」は損をするのか?
第5章 勉強できない子をできる子に変えられるのか?
勉強することが苦にならなくなる3つの秘策
秘策1 「目標」を立てる
目標を立てることで、大学生の成績が大幅に改善した
目標の力で成績を上げるための3つの条件
秘策2 「習慣化」する
習慣化のための2つの条件
お金で釣るのは逆効果になることもある
秘策3 「チーム」で取り組む
友だちとチームを組むことで勉強量が増える
チームを組んでも、勉強ができる子は損をしない
コラム 子どものウソを見破れば、学力を上げられるのか?
第6章 「第1志望のビリ」と「第2志望の1位」、どちらが有利なのか?
優秀な友達から受けるのは「良い影響」だけではない
学力の高い友人と同じグループになると学力が下がる
「鶏口となるも牛後となるなかれ」は正しい
小学校の学内順位が中学校での学力に影響する
小学校の学内順位は最終学歴や将来の収入にまで影響する
順位が子どもたちの将来に影響を及ぼすメカニズム
仮説1 親や教員からの扱いが違うから
仮説2 子ども自身の「自信」に影響を及ぼすから
順位は「前回と比べて」どれだけ伸びたかを伝えるのが正解
子どもを「深海魚」にしないために、親にできることはある
「学歴フィルター」では優秀な学生を採用できない
コラム 自分だけが出世できないときに感じる「相対的剝奪」とは?
第7章 別学と共学、どちらがいいのか?
東大進学者は別学に多い
別学出身者の学力が高いのは「見せかけの相関」である
別学へ行くと学力は高くなり、女子の肥満が増える
男子校が有利な理由は「ロールモデル」となる同性の教員が多いから
女子校が有利な理由は「ステレオタイプの脅威」が生じにくいから
女子校に行くと将来の収入が下がり、結婚や出産の確率が下がる
男女を別にすると性別に対する偏見や固定観念が強まる
コラム 教育の効果は男子と女子で異なるのか?
第8章 男子と女子は何が違うのか?
「女性っていうのは競争意識が強い」は間違い
競争心の男女差は、小学生にすでに表れている
競争心の男女差が進路選択や職業、収入の男女格差につながっている
女子校の生徒の競争心は男子と変わらない
女子は自分に自信がないが、勤勉で協調性が高い
独身女性は無意識に「妻」のように振る舞う
女性がリーダーに選ばれやすい選抜の方法がある
コラム 「女性枠」を設けることは男性への「逆差別」なのか?
第9章 日本の教育政策は間違っているのか?
経済学的な考え方に基づいて、教育政策を考える
保育料の引き下げは子どもに悪影響を与えた
幼児教育の「質」を数値化する
質の高い保育所や幼稚園に通うと、小学校入学後の学力が高くなる
学力を重視する幼児教育の質は低い
親には幼児教育の質の高低を見抜けない
「1人1台端末」政策は子どもの学力を低下させた
デジタル教材には子どもの学力を高める効果がある
「習熟度にあった指導」が学力向上の鍵
PCに先生の代わりはできない
PCは使えば使うほど良いというわけではない
結局、教員こそが教育の核である
善意で生み出された教育に、悪影響がないとは限らない
コラム 政府は教育にもっとお金をかけるべきなのか?
第10章 エビデンスはいつも必ず正しいのか?
「もっとも重要な決定とは、何をするかではなく、何をしないかを決めること」
今、学校に必要なのは「手術室を1つ空けておく」こと
「エビデンス」を読み解く上で私たちが注意すべき4つのこと
注意点1 エビデンスには信頼性の「階層」がある
注意点2 エビデンスは合理的な判断を助ける「補助線」にすぎない
注意点3 エビデンスは「絶対に覆らない決定版」ではない
注意点4 海外のエビデンスは日本にはあてはまるとは限らない
世界では「リアルタイムデータ」を用いたEBPMが始まっている
高齢化が進む社会でも、子どもの教育投資への優先順位は高い












