高気圧はVenus達の交差点
愛欲にときめくStage
あの空へしぶき上げて
太陽にKissをしよう
太陽は罪な奴 サザンオールスターズ
(「海のYeah!!」収録のシングルバージョン)
懐かしくて、程よくスケベ。
サザンの夏。
1996年7月、僕はサザンの
12thアルバム「Young Love」を買った。
久々に気に入ったこの曲が
収録されていたことと
昔のサザンが懐かしい気がしたからだ。
サザンにとっても4年ぶりのアルバムだった。
今、この曲を聴いて、
当時昔のサザンを懐かしんで聴いたことを
懐かしく思い出す。
歌詞は「太陽は罪な奴」と言いつつ
太陽への賛歌だ。
太陽がなきゃ恋する夏にならない。
悩殺光線をふりまく
「A(ええ)クラスの姐ちゃん達」。
第2の太陽である女性達への賛歌でもある。
さっき「程よくスケベ」と書いたが
この曲、歌詞をよく読めば結構スケベだ。
「揺れる胸は手にし頃」
「愛欲にときめくStage」
だもん。
ここでちょっと気になるのは
「愛欲にときめくStage」につながる
「高気圧はVenus達の交差点」の意味。
一般には、
"晴れた海辺に美女達が行き交っている"
となるんだろうけど、
ここサビだよ。
それじゃスケベが足りない。
攻めた解釈をします。
"ぴったり閉じたVenus達の(Y字)交差点"
つまり、
"Venus達のセクシーな下半身"
これを見て高ぶってる
(これも高気圧だな)
これくらいじゃないと
「愛欲にときめくStage」
につながらないと思うんだ。
Venus達の交差点
姐ちゃん達の放射線
Aクラスの交差点 (アグネス・ラム)
うん。これでいい。
(いや、スケベが考えすぎてるだけだろ)
---
「太陽は罪な奴」はサザンオールスターズの
38thシングル。
作詞/作曲 桑田佳祐
英語補作詞 TOMMY SNYDER
編曲 SOUTHERN ALL STARS
弦編曲 中西俊博 & SOUTHERN ALL STARS
デビュー18周年にあたる
1996年6月25日にリリース。
1996年7月20日にリリースされた
12thアルバム「Young Love」からの
先行シングルでもある。
ただし「Young Love」に収録されたものは
冒頭に波音が加えられている。
サザンオールスターズ
Vocal/Guitar: 桑田佳祐
Guitar: 大森隆志
Keyboards/Vocal: 原由子
Bass: 関口和之
Drums: 松田弘
Percussion: 野沢秀行
の他に、
Tenor Sax: 山本拓夫
Strings: ASUKA STRINGS
Computer Operation: 角谷仁宣
もクレジットされている。
1996年「キリンラガー・海篇」CMソング
「キリンラガー・海篇」CM 1996年
昨年の「茅ヶ崎ライブ2023」でも
この曲が歌われた。
「われわれもメンバー全員が
無事に前期高齢者となりました」
「ステージ上はちょっとした
高齢者施設でございます」
という桑田の発言があったという(笑)。
確かに最年少の原由子でも66才。
だが歳をとってもサザンはまだまだ健在だ。
太陽は罪な奴 (茅ヶ崎ライブ2023) 2023年
根拠はないんだけど、曲中の
「太陽にKissをしよう」
「高気圧」
という言葉は、山下達郎の
「愛を描いて - Lets kiss the sun」(1979年)
「高気圧ガール」(1983年)
のオマージュではないかと思ってます。
---
以下は過去記事です。
サザンの夏の曲
山下達郎 "愛を描いて - Let's kiss the Sun"