キラリキラリ胸にとびちる
波の白ささえもせつない
クリスタル・ムーン あなたは透ける
きれいな瞳の底の 心を見せて
青い渚ふたりぼっち夢ウフフ

「ELEGANCE」(エレガンス)は
ちょっと暗い曲が多いアルバムだけど
この曲が1曲目なのが救われます。

太田裕美が歌う月は甘くやさしいのです。

 

クリスタル・ムーン 太田裕美 1978年

銀の波。夜の入江。
ほのかな月あかり。青白い風景。
クリスタル・ムーン。水晶の夜。

青い渚。二人だけの世界。

暗いところでは人は青い光に敏感になるそうです。
「プルキニェ現象」というらしい。
だから月あかりの風景は青く見えるのでしょう。

敏感になった目は、
相手の心も見えるようになるのでしょうか?

「きれいな瞳の底の 心を見せて」


いいえ、見えなくても二人は十分幸せそうです。

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「クリスタル・ムーン」は太田裕美の8thアルバム
「ELEGANCE」(エレガンス)の1曲目。

作詞 松本隆、作曲/編曲 筒美京平

1978年8月1日リリース。

太田裕美の声を最大限に生かした曲。

「夢の帆を掲げてる~わぁ~」
「光る波滑りだす~のぉ~」

「キラリキラリ胸にとびちる
波の白ささえもせつない」


「青い渚ふたりぼっち夢ウフフ」

これだけで僕は溶けてます。



「十字星が照らすあなた」と歌詞にあります。

多分、南十字星のことでしょう。
東京からは見えません。
もっと南の方、日本なら沖縄までいけば
南の地平線ぎりぎりに
十字星を構成する4つの星を見ることができます。
南十字星を探すには、
冬の明け方、早春の深夜、春のよいの空が
チャンスだそうです。
(国立科学博物館より引用)

今回の舞台は、
早春の深夜、椰子の木がみえる沖縄。
ということでしょうか。

沖縄行きたいなぁ。
僕は沖縄行ったことがないんです。

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以下は過去記事の一部です。
太田裕美の記事は今回で7つ目。