あなたに惑う気持ち 砂に書けば「YOU惑」
眼を閉じて one two three
三つ数えたの 少しほろ苦いできごと
100カラットの想い出なのよ
哀しい Strawberry Kiss


今日、お気に入りの
明治のイチゴチョコレートが売り切れてた。
プンプンである。
少し離れた別の店に買いにいった。

お気に入りの曲、
竹内まりやの「イチゴの誘惑」。
YouTubeでフリーで聴けるものはない。
ま、これは予想通りなんだけど。


「イチゴの誘惑」は竹内まりやの7thシングル。
1981年4月5日リリース。
5thアルバム「PORTRAIT」にも収録。

今この曲を知っている人は
そう多くないかもしれない。

作詞 松本隆、作曲 林哲司、編曲 林哲司

RCA時代(デビューから1981年まで)の
シングルではこの曲と「SEPTEMBER」が
特にお気に入り。
「SEPTEMBER」も松本/林コンビによる曲だ。

避暑地の恋の哀しい想い出。
だけどメロディーは明るい。

「眼を閉じて one two three」
「ノックして one two three」
「電話して one two three」
「三つ数えたの まるで初恋のように」

三つ数えた Strawberry Kiss。泣いてもいい?

この囁く「one, two, three」は
謎ユニット"花のRCAシスターズ"のコーラス。

この"花のRCAシスターズ"の構成は
大貫妙子 (当時 27才)
竹内まりや (当時 26才)
EPO (当時 21才)
である。

3人はレーベルがRCAというだけでなく、

大貫妙子は自身が歌う「突然の贈りもの」を
竹内の1stアルバム「BEGINNING」に提供し、

EPOは竹内の3rdシングル「SEPTEMBER」の
コーラスに参加したという関係。

竹内まりやの後輩のEPOはともかく、
大貫妙子は若い頃こんな仕事もしていたのだ。

いい曲だが、「イチゴの誘惑」の
ジャケット写真は残念な仕上がり。

この曲を出した1981年、竹内まりやは
一時休業を宣言する。
竹内自身がアイドル"的"な活動をやらされて
悩んでいたという。

この曲のジャケットも
悩みの1つだったかも知れない。

彼女は決してアイドルではなかった。

23才でデビュー
声が低め
全てのアルバムに自作の曲を収録

全てのアルバム曲に演奏者の
 クレジットを入れている。

こんなアイドルはいない。

どうみてもアーティストだったのだ。
アイドル"的"な仕事はつらかったのだろう。

1984年に復帰後、竹内まりやは
山下達郎と協力して自作の曲を中心にした
音楽活動を行っている。

Words & Music by 竹内まりや

今も竹内まりやのアルバムを

買っている僕としては、

それも悪くないと思っているが

竹内まりや以外の作詞/作曲者が多かった
RCA時代の9枚のシングル、5枚のアルバムも
素晴らしいのだ。

「イチゴの誘惑」はそんな曲の1つ。

僕の100カラットの想い出なのよ。

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[おまけ]
"花のRCAシスターズ"の3人。

 

竹内まりやの曲、
「アップル・パップル・プリンセス」
でもコーラスしているという。
9thシングル「NATALIE」のB面曲で
NHK「みんなのうた」の曲。

聴いてびっくり
竹内、大貫、EPOいずれからも

想像がつかない相当な謎曲。
オリジナルアルバムしか買わない僕は
全く聴き逃していた。

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竹内まりやの曲は音楽配信で聴くことができます。
特にSpotifyのパソコン/タブレット向けアプリだと無料です。

 

Spotifyなら

「イチゴの誘惑」は

アルバム「PORTRAIT」から、

「アップル・パップル・プリンセス」は

シングル「NATALIE」から

お聴き下さい。