待ってよ これきりなんて云わずに
気持ちは To You, To You

原由子ばっかりなんで、
桑田佳祐ボーカルの曲を選んでみた。

「YOU」(1990年) じゃない。
「TO YOU」。古いね。

「YOU」は僕にはカッコよすぎるんだわ。


この曲「TO YOU」、

アルバム「TINY BUBBLES.」の曲だけど、
普通の人にも、コアなファンの人にも
あまり人気ないみたい。

ちょっと(かなり)カッコ悪い曲。
でも僕にはそれがいい。

彼女から見れば、自分の序列は下のほう。
どこにでもいる大勢のなかの一人。

そんな高嶺の花に恋すれば、
妄想はグルグル、
彼女への態度も変になる。

カッコ悪いのが青春。

そんな曲だと僕は思うんだ。

経験者は語るぜ。同志も多いはず。
 

TO YOU  サザンオールスターズ 1980年

「俺がいなけりゃ沈みこむような アンタ」
「いつの日も Telephoneでキッス」

これ妄想でしょ。夢でしょ。

「言葉だけじゃつまんないわ」
「誘われりゃ イヤなもんじゃない 」

これもね。

「アナタをぐっと 抱けたらfeelin' fine」

もう完全に妄想。

実際の彼女は、つれないそぶり。

それとなく気付かれない様に、
彼女の周りをうろついてみたり、

「ひところよりキレイになれたね」
なんて余計な事を言っちゃって

結局、
「身のほど知らず」
「じゃあね。サヨナラ。これきりね」
と言われちゃう。

それでも、
「待ってよ~」
と言っちゃう情けなさ。

精一杯の想いをTO YOU。
やっぱり好きだから。

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「TO YOU」はサザンオールスターズの曲。

作詞/作曲 桑田佳祐
編曲 サザンオールスターズ
弦管編曲 八木正生

1980年3月21日にリリースされた
3rdアルバム「TINY BUBBLES.」に収録。

サザン初期の「若気のいたり」的な曲が好きです。

特に素敵な女性の皆さんには、
こんな哀しくも愚かな僕達を
「男ってバカね」と
笑って許して頂けるとうれしいです。