おばあちゃんの家で見た
「キャプテンウルトラ」の宇宙は青かった。

当時まだ少ないカラーテレビだった。

主題歌の「宇宙マーチ」
今でもこの曲を聴くと、
夢と希望でいっぱいだった小さい頃を
思い出して胸が熱くなる。

幼稚園の頃、再放送だと思う。
バンデル星人が怖くて、
ふすまの陰に隠れてテレビを見ていた(*1)。
今でもそのことで叔父さんに笑われる。

アポロ11号が月に行ったのは1969年。
「キャプテンウルトラ」はそれよりも前だ。
まだよくわからなかった宇宙に憧れていた。
あの頃の僕は、
きっと目がキラキラしていたと思う。

そんな事もとうに忘れていた大学生時代。
ドイツ語の単語「Spiegel (鏡)」が、
あのシュピーゲル号の
名前の由来だったことに気がついた。
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宇宙マーチは
特撮「キャプテンウルトラ」の後期主題歌。
作詞 長田紀生、作曲 冨田勲、
歌 ボーカルショップ、東京マイスタージンガー

作曲家、シンセサイザー音楽作家の冨田勲は
テレビドラマ、アニメの主題歌を数多く手がけた。
アニメ「ジャングル大帝」「リボンの騎士」の
歌も彼の作品である。

以下で引用している

YouTubeの「宇宙マーチ」のコメントでは
「涙出そう」「泣いた」「モニタが霞む」
という言葉が続く。

なぜだろう。僕もそうなのだ。
この気持ちはオジサンしか

わからないかも知れない。

あしたがあるんだ 僕らの世界は
宇宙を呼ぼう 宇宙をつかもう
宇宙のマーチを歌うんだ
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冨田勲と言えばこの曲も欠かすことはできない。

「マイティジャックの歌」
作詞 清瀬かずほ、作曲 冨田勲、
歌 フールサンズ合唱団

特撮「マイティジャック」(1968年)の主題歌だ。
冒頭のトランペットのファンファーレ、
やっぱりオーケストラはいい。
テレビの特撮の曲とは思えない壮大な前奏。

ストーリーは子供には難しく、
ほとんど覚えていない。
曲がカッコよかったのと
プラモデルが欲しかったことだけを覚えている。

みんなは万能戦艦マイティ号(MJ号)を
覚えているだろうか (涙)。

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(*1)ふすまの陰に隠れて見てたシリーズとしては
他に「マグマ大使」のゴア、ルゴス2号がある。
特にマモル君のママに化けていたルゴス2号は
ショックを通り越してトラウマ(第9話)。
あれは反則だった。

マグマの妻であり、ガムのお母さんである
モルを演じる應蘭芳(おうらんふぁん)が歌う
シングル曲が××過ぎて吹き出してしまう。
壊れてしまったモルのイメージも何とかしてほしい。

 

宇宙マーチ (Full) 
映像は宇宙航空研究開発機構(JAXA)のもの
今こそ頑張れ JAXA!

 

キャプテンウルトラ 宇宙マーチ
キャプテンウルトラの映像はこちら

 

マイティジャックの歌 (Full)
長い間奏も素晴らしい