失恋の歌だが力強く新たな一歩を踏み出す歌。
こんなに前向きな失恋の歌を

僕は他に知らない。

YouTubeでこの曲が上げられているのを発見。
実に懐かしく、有難い。
また同志がいたことも嬉しい。

「City Lights」は、1980年12月21日発売の
太田裕美の13thアルバム「十二月の旅人」
のB面1曲目。

作詞 山川啓介、作曲 浜田金吾、編曲 飛澤宏元

実は僕は太田裕美のファンでもある。
容姿的にも音楽的にも。
アルバム「こけてぃっしゅ」のジャケットは
もう女神と言っていい。
アルバムはベストアルバムを除いて
8枚持っている。

このころの太田裕美は人気に陰りがでており
シングルもアルバムも

売れ行きがぱっとしなかった。
それでも期待をもって、
当時高1だった僕は1981年1月、ちょうど今頃に
この「十二月の旅人」をお年玉で買ったのだ。

「十二月の旅人」に収録された曲では
この「City Lights」が一番好きだった。

ジャズ風のアレンジ。
ソプラノサックスだろうか?
出だしも間奏ソロもカッコよく、
太田裕美も珍しく声を張っているパワフルな曲。
シティポップっぽい仕上がりもいい。

歌詞は恋人との別れの直後の場面。
彼女は今までのことを感謝して振り返り、

涙を浮かべつつも、
笑顔で新たに歩き出そうとしている。

Lonely Again
美しい日々 See You Again

"人間(ひと)って素晴らしい"
My Love Again

太田裕美が声を張る曲は、
僕的には好みでないことが多いが、
この「City Lights」は別だ。
この歌声の力強さが
歌詞の中の彼女の強い気持ちを
表現していると思っている。

再出発。

歌詞の中の彼女にエールを送りたい。