こんにちは
お立ち寄りありがとうございます
気の向くままにレザーのあれこれを綴って参りました
型押しやシボを生んだレザーをお伝えして参りましたが、やっぱりデュ・プイやアノネイのレザーの真骨頂は、カーフスキンを堪能出来るスムースカーフツルツルなレザーは憧れます
なかでも至高のレザーは
ボックスカーフ
ボックスカーフ
やっぱりエルメスのレザーに触れたら、ボックスカーフは憧れのレザーではないでしょうか
エルメス🍊さんに聞いてみたところ、
🍊「ボックスカーフは仔牛のレザーで、触ると指紋が付くくらいといわれるほど繊細なレザーです。
キメの細かく傷の無いレザーが現在入手しにくくなっていて、ボックスカーフと呼べるレザーが入ることがとても希少になっています」
と教えて貰いました
そして、大好き山陽さんの読み物にボックスカーフについて書いてあるnote がありました
その際に使う薬剤も絶妙な配合ですし、
この磨きの作業は熟練の職人技が必要と書いてあります
ボックスカーフの内から光るようなきめ細やかな特別な輝きはこの磨きの工程にヒミツがあると察します
調べていると、ボックスカーフはガラス加工されたレザーとネット上にはありますが、磨きはしているけれどそのような加工はしていないそうです
山陽さんのnoteにも書かれていますが、磨きの作業もとても繊細で特殊、大変な作業のようですね
朝吹真理子さんのケリー
ボックスカーフを見てみたい、、、。
触れることは叶わなくても、見てみたい〜と、レザーテンションが上がっていた時
エルメス愛用者のアイテムがメゾンの各階に展示されているという垂涎モノのイベントが
中でも気になったのは朝吹真理子さんのケリーの展示
朝吹さんは芥川賞受賞作家さんですが、言葉のセンスがとっても素敵
語彙力の無い私からしたら、そう表現するのね、とか、感覚を言語化するのね、とか、とっても勉強になります
素材はオープンにはされていなかったのですが、これはきっとボックスカーフに違いない。と、わたくしの第六感が囁く、、、
居ても立っても居られず、エルメスさんに朝吹さんのケリーの素材を聞いてみたところ、
🍊「ボックスカーフでございます」とのお返事が
ボックスカーフ
ボックスカーフ
ボックスカーフ
👀👀👀
4月30日の15時。4月のランタンエルメスは本日で終了、、、
あと数時間で閉まるメゾンに
駆け込みを決意しました
メゾンにGO
オットさんに、
「ジョンちちゃまの情熱というか、執念というか、本当に凄いですね」
と、呆れられましたが、、、
深みのある艶が、外縫いケリーの凛とした佇まいにと〜ってもマッチ
ハンドルのふくらみがもっちりとしたラインで、ステッチも、今よりも個性が溢れているんです
目に入るスッと入った傷も、きっと使っている時に入ったんだろうなぁ。どんなシーンだったのかなぁ。と、傷すらもストーリーになって愛せそう
お祖母様の元からお母様、そして朝吹さんの元に。
長い時間寄り添い、傷すらも味にしてくれる、用の美を体感出来るケリーでした
時間も無い中駆け込んで
良かった❤
対応頂いたSAさんもとても素晴らしいお人柄とエルメスの知識をお持ちで、
「レザーに横にラインが入るのがボックスカーフの特徴です」
と、教えて頂き、これが磨きの工程で出来る仕様なのかしらと納得。
他にも、レザーへのリスペクトを受け止めて頂いたり、エルメスのお話を聞いたり。
とーっても幸せな時間を過ごせました
本当に本当〜に素敵な方で、またまたエルメス愛が深まりました
朝吹さんのケリーとSAさんとのお時間の記憶で、4月から続く怒涛の仕事もGWまで乗り切れました
ず〜っとふわふわ幸せな気持ちでした今も胸にアツいものが
ボックスカーフのケリーは
本当に神でした✨
トゴですが私のケリーも育てていきたいなぁ
帰ってきて興奮冷めやらぬまま、さっそく朝吹さんの芥川賞受賞作品の「きことわ」を読み始めました
繊細で情景の浮かぶ文書でじっくり読んでいます
おまけ
朝吹さんのケリーを見てからずっと忘れられないボックスカーフ、、、
ボックスカーフのケリーやカバン類はなかなか難しいでしょうけれど、手が届くものを。と、ホーム🍊に寄ってご相談して参りました
手が届きやすく、色々選べる、AREです
入荷したらまたお伝えさせてください
おまけのおまけ
この日たまたまメゾンで出会いがあって購入してきました
初バスティア
初ヴォー・マダムです
バスティアはきっと鮮やかカラーが人気かと思います。
わたくしも鮮やかカラーも憧れますが、黒はイエベで似合わないカラーなので小物で取り入れたい〜
別カラーのビタミンカラーでエプソンのバスティアもありましたが、ヴォーマダムはエプソンよりも細かい型押しでリザードみたい!レザーが上品でした
たまらない🤤❤️
バスティアは持ち運び用のアクセサリー入れに使う予定です
長く愛せるカラーに気持ちがいっていたのでノワール一択だったのですが、バスティアのイロチ買い、
レザー違いも欲しいなぁ
素晴らしいタンナーさんから最高のレザーを得て、職人さんが1つ1つ、一針一針、時間を掛けて生み出したレザーアイテムを、エルメス愛を持って販売するプロがアテンドしてくれる。
手元にあるまでにたくさんのストーリーがある事を改めて実感しました
ああ
エルメスって
奥深い❤️
改めて、手元にあるエルメスのアイテムを愛着を持って使い続けたいと思います
お付き合いありがとうございました
皆さま良い休日をお過ごしください
それでは、また