ひきこもりの経験者たちが自らの体験談を書いた本を読みました。
それぞれがひきこもりの原因、ひきこもってた経験とそのときの気持ち、今だから言えるひきこもりに求める支援などを語っています。
中には当事者経験を活かして、支援者として活動している人たちもいます。
体験は人それぞれなのですが、共通して言えることは、
「支援者の思いと当事者の求める思いがかけ離れていた」
「ひきこもりに対する誤解がある」
という不満があることでした。
これも聞かないとわからないことです。
今のひきこもり支援がいかに支援者主導でやられているか、をしみじみ感じます😣
この本で語る経験者の中には
「いま当事者として語れる人たちは、自分の経験をある程度まで客観的にみることができて、それを言葉にできる人」
と自ら分析してる人もいます。
まさにそう思います。
ただそのような当事者はごく一部で、ひきこもりから抜け出した経験者に限ります。
ひきこもり体験談を語ることがどれだけ勇気がいるか、自分の嫌な面とも向き合わなければいけないか、
とても苦しい作業だというのが伝わってきます。
だからこそ、私は体験談を語ってくださる元当事者に敬意を表します😉
そういう気持ちを行政も支援者も汲み取りながら、支援しないといけないと思います。
欲を言うなら、今ひきこもり真っ最中で、ひきこもりでもがいてる当事者の気持ちを聞いてみたいです。
そうしないと、どんな支援が必要かわからないからです。
ただそれは彼らが自分と向き合えない状況なので語ることは難しいでしょうが。
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