仕事をする目的として「お金を稼ぐ」ってことは大前提になります。
でもこれだけで働くって虚しいなって思います。

 

働く目的って根本的なところで「人の役に立つ」ってことがあると思います。
人間誰しも、「人の役に立ちたい」って気持ちがあると勝手に思ってます。...
もしその気持ちが満たされないと虚しくなるし、イライラします。

 



私は30歳前後に人と関わるのが怖くなってひきこもったことがあります。
ひきこもることで、人と関わらなくてある意味「避難」はできますが、働いてないことや家事もほとんどできなくて「世の中に役に立ってない虚しさ」が襲ってきて、イライラ感と無力感でいっぱいでした。

 

ひきこもりがきついのは上記のことがあるのが大きいんじゃないでしょうか。
働くことは失敗したり、自分の能力が発揮できなかったり、無能感を感じたり、人間関係で苦しむことで嫌なことも多いですが、働けないことは「世の中に置いてけぼりにされたり、役に立てない気持ち」を持つことはもっと苦しいかもしれません。

 

もちろんひきこもってる人たちがみんな役に立ちたいわけじゃないかもしれません。
だから人の役に立つことを強要しません。
でも何か人のためにして「ありがとう」と言われるとうれしいものです。
皿洗いとか、家の簡単な手伝いでもいいと思います。
もっと言うならコンビニで買い物するだけでもいいと思います。
コンビニの利益に貢献してるし、消費税払ってるから世の中にも貢献してます。
そういう意味では外に出るだけでも役に立てるものですね。

 

実は「人の役に立つ」ってそんなに難しくないかもしれません。
もちろん一歩も外に出られない方には「きつい言い方」に聞こえるかもしれませんけど。