古着屋 PEGのブログ -4ページ目

僕とじいちゃんの五日間(1日目/9月21日)




9月21日(木)

じいちゃんは夜のうちにオカンと共に病院へタクシーで向かったけれど、専門医が居らず、痛み止めも効かないで結局専門医が来る午前中まで半日近く苦しんでいたそうだ





午前中にばあちゃんを車に乗せてじいちゃんのいる市立病院へ向かう


付き添いのオカンから連絡が来て、これから緊急手術するのだという



病院に着いてオカンに話を聞いたところ、胆のう結石らしく、命に関わるものでもないし、小一時間もしないで手術は終わると言う



なんだと思ってばあちゃんと胸を撫で下ろし、手術が終わるのを待っていた





しかし、待てども待てども一向に終わらない






あまりに遅いので、途中ナースステーションで看護師に話を聞いたところ、なんでも胆石の除去はしたけれども、内部の出血が止まらない様で止血手術の最中だと言う



それを聞いたオカンとばあちゃんは気が気ではない



僕はというと、落ち着かない2人に反して落ち着いていた





休憩室にある文庫本を眺めて、手頃な一冊を選んで読書していた





慌てた所で仕方がないのだ

















小説の内容は一切頭に入って来ず、ただ文字を追うだけだった











内容の入って来ない文庫本を閉じて、外を見る


6階の休憩室の大きな窓から見える外の景色は、緑が拡がっていて、遠くに見えるフェンスはゴルフ場だろうか?
赤い球体は隣の子供向けテーマパークのアトラクションだろう、なんて考えていた

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病院内は煙草が吸えない
敷地内も吸えない


しばらく我慢していたけれど、どうにもソワソワして不味い




気分転換と一服を兼ねて病院の外へ出た

9月の下旬というのに日差しが強く、初夏のような暑さだった



病院の周りを一周しようと思い、煙草を吸いながらゆっくりと歩きはじめた



病院の裏手に回ると木々の多い道で、比較的平屋の多い住宅地があり、夜は暗くて静かで、虫の鳴き声が良く聞こえるんだろうなと思った
でも市立病院の近くだから毎日救急車のサイレンが響くんだろうなと思いなおした










ふらふらとゆっくりした足どりで歩く









途中、目を惹く建物があった




コンテナハウスの様な箱が大小2つ横に繋がり、大きなコンテナの上には円筒の建物が突き出ていて、その円筒の屋根はドーム状になっていた



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将来こんな感じのところに住むのも面白いかな、と想像してみる










僕なら、小さいコンテナの方に円筒型の建物を建て、大きなコンテナの方は庇みたいな屋根をつけて、そこで洗濯物を干したり、BBQをしたり、読書しながら日光浴をしたり、焚き火をしながら星を見たり、一階の小さなコンテナは住居スペースにして、大きいコンテナで古着屋とカフェ&バーをやる




ちょっと遠くにあっても、お客さんが来たらそれなりに寛げるだろうから、来客は多くはないけど、まぁ食いっぱぐれはしないかな?とか



こういうところなら子供は伸び伸び育つだろうけど、そんなこと許して一緒にいてくれる人なんているだろうか?
彼女なら喜んでくれるかも知れないけれど、もう絶縁を突きつけられているから無理だろうなぁ…

仮に誰か他の人と付き合っても、僕みたいな酔狂な野郎と生きていきたいと思ってくれるヒトなんているのだろうか
とか






色々考えても、自分ひとりでわかる事と、自分ひとりではわからない事はあるから、あまり深い事は考えない様にしようと思い、初夏の様な空を見上げて歩くことにした
















額に汗をかきながら煙草を吸って歩いているとテーマパークが左手のフェンス越しに見えた



子供達は小さい汽車に跨り嬌声をあげている


先頭に座る操縦士の大人だけが、小さい汽車との縮尺の違和感を醸し出していて、ちょっと可笑しかった




そういえば僕も子供の頃にここに来て、あの汽車に乗ったことがあるなぁと思い出していた



子供のサイズにはピッタリのサイズの汽車だろう






右手には大きな木々が並び、緩い下りの坂道を日陰にしてくれていた





そこには沢山の車が並び、皆一様にエンジンをかけて、運転席にいるドライバー達は皆一様に居眠りをしていた




僕も現場仕事やっているときはこうして日陰を探して昼休憩をとっていたなと思った


左右で違う世界が広がっているなと思った






オトナとコドモの楽園の境界線上を歩いているのかなと思い、じゃあその境界線上を歩いている自分はなんなんだろう?と思って立ち止まり、来た道を振り返った



下って来た坂道を振り返ると、上り坂になっていた………

















坂道が終わってまた大通りへ出た

そろそろ病院の周りを一周したなと思い時計を見ると30分ほど経っていた










6階の休憩室に戻るとまだ手術は終わってない様で、不安の色を隠せないオカンとばあちゃんがいた










時計を見る


お店のオープンは諦めて、今日も休む事に決めた




仕事も大事だけれど、今回は何故か強い不安感があったからだ



その後何度か外に煙草を吸いに出ては、戻って来て読書を繰り返した







病院に来てから5時間近くが経っていた





ようやく手術が終わった様で、担当医のO医師から説明があると看護師に呼ばれた





内科医のO医師はどこかひょうきんな感じの先生で、おっとりした印象だったが、手術の説明は分かりやすく、理解しやすく話してくれた







じいちゃんは総胆管結石症という病気で、2センチ近い石が胆のう内に出来ていた様だ





摘出はすぐに終わったけれど、出血を確認







内視鏡バルーン手術で施術、石を摘出後、出血



十二指腸乳頭付近の出血が定石と思われたが、出血箇所はそこではなく、出血部を探すのに手を焼いたそうだ

造影剤を投与し出血部を確認

出血している血管を一箇所みつけ、止血をしたけれど、もう一箇所の出血箇所を反対側からアプローチをかけて、先程よりも小さい細い血管の出血部も止血してくれたようだ

両側とも違う施術方法で止血したので、時間もかかってしまい心配おかけしましたが大丈夫ですよと言われた




手術はなんとか終わったけれど、麻酔が効いていてしばらくは起きないから、今日は処置室に泊まりですという事で、兎にも角にも命に別状はないようなので、それを聞いて安心したし、病室に入るとそこはナースステーションに直結している処置室で、常に看護師がいる部屋だからなにかあっても大丈夫だなと思った




何よりベッドで寝ているじいちゃんの豪快な鼾を聞いて、足元にあるモニターの正常な数値をみて、僕は胸を撫で下ろした


でもしばらくは入院するようなので、小さい灰色の雲が僕の胸のあたりをモヤモヤと覆っていた


















病室の窓から見える空はもう薄紫色のグラデーションがかかっていた


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早く良くなって欲しいと思いながら、一先ず今日は帰ることになった




僕とじいちゃんの五日間(9月20日までのこと)


ご無沙汰しております古着屋PEG店主の冨田です

ちょっと今回はいつもと違う趣旨のブログを載せようと思います


しばらくお店を休んでしまい、沢山の方に御心配と御迷惑をおかけしました

この場を借りて謝罪させていただきます


申し訳ありませんでした




今回掲載するブログは、いつもの下らない内容ではなく、とても重いテーマを取り扱いました



「ひとりの人間の命について」



なんでそんなもん古着屋のブログにあげんだこのダボが


と言う方はスルーしていただいて結構


嫌なら見るな


です




これは確かに古着屋のブログの内容とはかけ離れているし、僕の日記の様なものです


ただどうしても、この数日間に起きた出来事を記録しておきたい、忘れてはならない、だからこの「古着屋の日々」と言う自分の「原っぱ」に、ちょこんと、残しておこうと思ったのです



そんなら公開しないで自分だけのオナニーしてろこのトンマ


と思う向きもあるかと思いましたが、これから僕と「同じ様な決断をされる方達」の為に、なにか感じとる事があるのなら、それに越したことはないと考えて全体公開にした次第であります




プライベートで赤裸々な事も書いていますが、「人生の恥」はとうにかき尽くしているので今さらそんなもんはどうでも良いと思っています


なるべく脚色したくなかったので、ありのまま起こった出来事を、そのまま書いていたら相当な量になってしまいました


とりあえず勢いで書き上げたので、随時確認、手直ししながら順にアップしていきたいと思います























これは僕とじいちゃんが過ごした最後の数日間の出来事です




元気だったじいちゃんが、たった五日の内に亡くなってしまった経緯を、その前後数日を交えて綴ったものです


御目汚しにならないようでしたら、最後までお付き合いよろしくお願いします














〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




8月から夏風邪を拗らせたようで、一月以上も体調を崩していた

元来医者嫌いな僕はそのうち治るだろうとタカを括り、毎日仕事をして、終わったら大人しく家で晩酌しながら自炊するキッチンドランカー

酒飲みなので誤解されやすいが、僕はあまり外では飲まず、家でのんびり1人酒を飲みながら過ごす事をなによりの楽しみにしている、どちらかというとおとなしい飲み手だ




しかし十条で長年お店をやっていると友達や仲間、先輩後輩、常連さんなんかと飲みに出かける事もしばしばあるので、そういう時なんかはついつい外に出て行ってしまう






8月の風邪は9月に入っても治らず、と言うか喉の痛みと声枯れだけが悪化していき、なんか頭もフラフラするなあと思っていた



そんなところに飲みの誘いラッシュ



同じくそのタイミングで彼女と些細なケンカをしてしまい、週明けにでも会って話をしようと冷却期間を設けていた


彼女はダンスの本番を週末に控えていたので、なるべく僕の事で煩わせず、自由にさせたかったのだ





僕は僕で些細な事でケンカをしてしまった事を後悔しており、彼女を応援したい気持ちと、自分を戒めるつもりでその日からファスティング(断食)を始めた

期間は彼女のダンスの本番までの五日間


沈黙の応援である



9月11日(月)
ファスティングを始めたは良いものの、朝はフルーツとハチミツをかけたヨーグルトを少々
あとはサプリメント

日中は水のみ

差し入れで缶コーヒーが途切れる事はなかった

夜はチーズとウィスキーという、まぁあまり人には進めれない独自のメソッドを確立したアル中ダイエットである(良い子は真似しないでいただきたい)



9月12日(火)
前日からファスティングを始めた為に今日がおそらく空腹との闘いになるだろうと予測
朝は相変わらず少々のフルーツとハチミツヨーグルト
梅干し1つとサプリメント

2リットルのミネラルウォーターで1日を過ごす

夜はチーズとウィスキー
あとソーセージなんかをゆっくりちびちびと食べる
断食の好転反応なのか風邪なのかわからないけれど、微熱







9月13日(水)


夜、1人でジャックダニエルの小瓶を尻ポケットにねじ込んで散歩に出る

あてもなく1時間くらいふらふらしようと思っていた矢先、仕事帰りの後輩のTとばったり遭遇

じゃあ軽く一杯となってそのまま道なりにある行きつけのバーへ行く

小一時間程話し、妻子のいるTを先に帰す
僕はそのあとマスターと二、三世間話をしてバーを出る

断食中と言う事もあり、酒のまわりが早い

普段はロックで飲むウィスキーもさすがにキツかったのでハイボールで済ませていた

帰って寝ようと思っていた矢先、知り合いのガールズバーのオーナーに遭遇
どうにも今日は暇で、女の子も1人しかいないので、外でフラフラ客引きをしていたらしい

ウチの店も最近暇なんですよと話をしていると、これまた知り合いのバルのオーナーと遭遇

「どうせならウチで飲みませんか?暇なんでサービスしますよ」とガールズバーのオーナー

バルのオーナーも「PEGさんが良かったら、どうですか」と

常々バルのオーナーとは飲みに行きましょうと言っていたので、自分の体調は横に置くことにして暇なガールズバーに吸い込まれて行った

この日は特に暇だったようで充分すぎるサービスを受けた挙句、ガールズバーのオーナーは泥酔
僕も僕で一度帰るスイッチが入ったまま二軒目に来ていたので酔いが回っていたのと、眠気で記憶に乏しいが、どうやらサービスでドンペリだかモエシャンだか開けようとしていたのを、僕は安酒で良いですからと頑なに断っていたらしい
と後日バルのオーナーから聞いた











9月14日(木)


朝起きたら身体が動かない
二日酔いか?と思ったけれど、頭は痛くない

一度気合いで起き上がった瞬間倒れた

こりゃあかんと思い、お店を休む旨をSNSに投稿したは良いものの、今日は昔からの常連さんが高額の取り置きを取りに来てくれる日だと思い出し、文字通り這い蹲って店に行く

常連さんも僕の状態を察してくれて、取り置きの支払いをしてお大事にと声をかけてくれた
迷惑をかけて申し訳ないなと思い、店をすぐ様閉めてまた倒れた

2時間ほど気絶に近い状態で倒れていたようで、このままじゃ死ぬなと思いまたぞろ気合いで家に帰って、再び倒れる



夜まで寝ていたお陰か、だいぶ気分が良くなっていた

薄めのハイボールを2杯飲み(駄目だろ)、シャワーを浴びて出たところにラーメン屋の店主から連絡

どうやらステーキ屋と飲みに行くらしい

僕の容態を気遣っての連絡だったのだが、1人になりたくなかった僕は日中倒れていたにも関わらず、その飲み会に足を運ぶ事にした
こんなことをやってるから駄目なんだけど、どうにも1人の時間が嫌だったのだ


みんな十条で店を経営する30代オーナー達だ

みんな面白くて、仲が良いのでついつい甘えてしまう

焼き鳥屋に行き、みんなに断食の旨と体調不良の旨を伝えて薄めのハイボールを飲む

途中から若い子が欲しくなり、ウチの常連さんの女の子2人に声をかけることになり連絡(女の子を呼ぶと言ったのは僕ではない)


1人はバイトで来れず、1人はすぐ顔を出しに来てくれた
来てくれたMちゃんはステーキ屋のお気に入りである


軽く飲んで帰るつもりが、皆二軒目に行くらしい

Mちゃんを誘ったのは自分と言う手前、帰るに帰れず僕も同行することに

この時点で既にフラフラだったけど、二軒目のバーでしばらく飲んだ後、解散


若いMちゃんが心配なので途中まで見送る


どう帰ったかは覚えてないが、再び倒れる様に寝る














9月15日(金)


連日に加え、昨日もあんなに遅くまで飲んでたのに早く目覚める

また起き上がれない


頭は痛くない

二日酔いではない

ただ身体だけが重い

喉も痛いし、声もあまり出ない

いよいよこれは不味いぞと、何年振りかもわからない病院へ行く

喉が痛いから抗生物質でももらえればなぁと思っていたのに体温計を出された

熱なんかないだろうと思いつつも、熱を計ったら38度を超えていた

どうやら熱を出していたらしいと、この時初めて気付く………


おそらく前日の方が熱が出ていたのだろうなと確信する



だって起き上がれなかったんだから……





病院へ行った為、お店のオープンが少し遅れる

もらった薬を飲み、タバコを吸い、のど飴を舐める

つくづく自分というのはなんたる阿呆な野郎だと思っていると、珈琲屋が僕の容態を気遣ってグラスにアイスコーヒーを注いだ状態で歩いてきた

ルネッサンスか……








因みにウチの店の前はある種の社交場みたいになっている

向かいのバルのオーナーとは毎日一服し、バイトに向かう前の若い常連達が屯し、託児所に子供を引取りに行く前の一服をしにくるラーメン屋の嫁さん、バイト前や仕事終わりに顔を出しにくる人達、仕事中抜け出して顔を出しにくる珈琲屋にステーキ屋……etc



珈琲屋とアイスコーヒーを飲んでいると、昨日のMちゃんが元気な笑顔で遊びに来てくれたので、珈琲屋を紹介する

Mちゃんは先日連れて行ったバーにまた行きたいと言うし、そのバーには珈琲屋もそのうち僕が連れて行きたかった事もあって、その日は2人で行って来たらと提案

ちょうどそのバーは五周年記念と言う事もあって、行ったらマスターも喜ぶよと

快諾した2人はバーに行った
去り際に「PEGさんも後ほど」と言われたけど断った

流石に自分が熱出しているのを自覚したし、連日飲み過ぎである

喉も痛い上に声も出ない
おまけに高熱である

なにより断食期間も4日目に突入
体重もみるみる落ちている


そろそろ好転反応でイライラ、目眩、頭痛、腹痛、下痢、吐き気、だるさなどの症状で出てくる



このタイミングで外に出るのは不味いと思っていたのでなんとか難は逃れたと思った


が、ラーメン屋の弟子Kから連絡が来た
件の五周年記念のバーにいるから仕事終わりに来てくれと…




そこに珈琲屋とMちゃんいない?と聞くといますよ〜、なのでお待ちしていますと言われ、まぁ五周年祝いだし、ちょっとだけ顔出して帰ろうと諦念

仕事終わりに一旦家に帰って、チーズを食べて薬を飲んでバーに

珈琲屋、Mちゃん、ラーメン屋のKだけではとどまらず、常連のS君もいる、バーの常連のSちゃんもいる、驚いたのはウチの店の横の不動産屋のお兄さんまでいる

とんでもないところに飛び込んでしまったと後悔したけれど、なるべく飲み過ぎない様に抑える


珈琲屋は早い時間から飲んで酔っていたので先に帰宅、Mちゃんも同い年のS君と話をしている

Kと話して、今日は早く切り上げようと言うことになった

難なくバーを出て、今日は軽めで帰れそうだと一安心していたところ、Kがウチで一杯飲みたいと言いだした
前は良くウチに呼んで飲んでいたのだけど、最近は彼女も出入りするようになっていたので控えていた

まぁウチなら僕も安心して飲めるし、どうせ今は彼女と連絡とってないし、一杯寝酒程度なら大丈夫かと承諾

ウチに帰り、グラスに酒を注いだタイミングでMちゃんから電話

どうやら先に帰った珈琲屋が自分のお店に僕を呼んでいると

なんでも珈琲屋に来て一緒に飲まないかと言ってるらしい

その連絡を受けて、Kと僕はグラスを握りしめて珈琲屋に向かった

何故なら珈琲屋とウチの距離は歩いて50メートルほどの近場にあるからだ

珈琲屋の店内はステンドグラスに囲まれた異空間で、アンティークのテーブルやソファやチェアーで寛げるちょっと珍しい店だ
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どうやら珈琲屋は僕とまだ飲みたかったようで、お誘いを受けたと言うわけだ

バーに残してきたMちゃんも途中から加わり、4人でテーブルを囲んでお酒を飲んだ


アンティークのギターを弾き、歌い、お酒を飲んだ
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とても幻想的で、楽しい時間だった



が、



この後僕は記憶を無くし、とんでもないことをしてしまう


Kが一曲歌いたいと言い出し、僕の彼女の働いている飲み屋に行くことになった


Kも、珈琲屋も、Mちゃんもみんな彼女と仲が良い

珈琲屋に至ってはそのうち僕と2人で顔を出すよと、彼女に言っていたのだ

まぁ今はちょっとケンカしてるくらいだけど、僕に接客しなくても良いからみんなで行けばお店の売り上げにも貢献出来るし、良いかなと思ってしまった

これが間違いだった


行かなきゃよかった



あろうことか酔って記憶を無くした僕は彼女に暴言を吐いたらしい……





その事すら記憶にないのだけれど、Kと最後に〆のそばを食べて帰ったと言う記憶だけがぼんやりとあるだけだった……











ブラックアウトを起こしたのは7年振りくらいだった
















9月16日(土)

Mちゃんから前日の出来事を聞いて愕然とした


何事もなく楽しい一日だったと思ってたのが大きな間違いだった




珈琲屋は珈琲屋で別件でやらかしていたので、2人してどん底まで落ち込む




いい歳した大人の男2人のガチ凹みを眺める若いMちゃんの心境は如何程のものだったのだろうと思う


本当に駄目な大人達である





今夜はもうどんな誘いも乗らないぞと決意して帰宅

凹みに凹み、家に帰ると彼女の荷物が殆ど無くなっていた


これはとにかくしんどかった


放心状態で今日はヤケ酒だと、籠城を決め込むもラーメン屋の弟子Kが僕の事を心配して家に来てくれた
前日の反省会をしていたとろ、Kのボス(ラーメン屋の店主)も駆けつけてくれ、励ましてくれた


本当に仲間に助けられている







9月17日(日)


夜、彼女から別れて欲しいと連絡がきた



声も聞きたくない、会いたくもないと言うのだから相当の事をしたのだろう……



反省と後悔と謝罪という灼熱の釜に投身して焼かれた気分である




訳がわからなくなり台風で大雨の最中、ベランダに出てびしょ濡れになって頭を冷やす




余計体調を崩す





全くもって自分というのはどれだけ愚か者なんだろう






とりあえず自分が何をしたのかは知っておきたいので、落ち着いたら連絡をくださいと言う話をして、彼女からの連絡を待つ事になった





体調不良、無茶なファスティング、連日の飲み、高熱の上に風邪薬を飲んで酒も飲んで記憶を飛ばして暴走、挙句に彼女からの引導を渡された僕は心も身体もボロ雑巾みたいになっていたところ、先輩が僕の事を気遣ってかわりに店に立ってあげるから、休んで来なさいと提案してくれた






9月18日(月)


何をしていたかあまり覚えていない



仕事はした様な記憶はある











9月19日(火)


2日間、休みをもらって、1日目はただベランダに寝転がり、空を眺めていた

先日の大雨が嘘のような穏やかで気持ちの良い天気だった
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ぼーっとして、身体の力を抜いて呼吸だけに意識を向ける

ヨガや瞑想の一種で、僕はたまに時間が出来ればこれをやる


どうにも最近は悪い事続きだから、こういう時は頭も身体も空にしてリセットするのが一番だし、何より心に余裕を持たせる事が最優先である


夕方、散歩に出てみたけど少し歩いただけでフラついたので家に帰って早めに休むことにした




酒を飲まないとどうにも寝つきが悪いけれど、今回ばかりは酒で大失敗をしているので、飲まないで眠りについた








9月20日(水)

幼馴染の経営する鍼灸院へ治療に行く
思えばこの幼馴染の父親に怒られてから悪い事が始まった
非は自分にあるのだけど、10日前に怒られて大層凹んだ

そこからあれよあれよという間に悪い事ばかりが続き、身も心もボロ切れになり果て、このざまである




ボロボロの身体を治療してもらい、前日の何にもない時間を設けた事もあって心も身体も少し軽くなってきた

風邪薬も効いてきたのか、微熱はあるし声も完全に治った訳ではないけど、段々コンディションは良くなってきた


ファスティングの効果も出てきて、思考もクリアになっていた

ちなみにファスティングは五日間の予定だったけど、トータル一週間やって、マイナス5キロだった



ようやく自分らしさを取り戻してきて、母方の墓が鍼灸院から近いのでその足で墓参りに行った
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御先祖様に近況報告をして、こんな駄目な子孫で申し訳ない事を詫び、墓参りを終える


余った時間をどうするか考えて、実家に帰る事にした


バイクの買い替えを考えていて、欲しいなと思った中古バイクがたまたま、実家の近くのバイク屋だったのだ
今乗ってるのは既に右ブレーキは使えず、左ブレーキは効きが悪い
制動距離が長い為、いつ事故るとも限らない上にエンジンオイルも漏れている








家に帰って片付けをして、飼っているベタ(魚)に餌をやる

ベタもここのところしばらく元気がなく、寿命が近いようで、いつも半身になって休んでいたから、呼吸がしやすいようにと縦長の水槽から、ペットボトルを横にして水面を低く作り、病気にならないよう塩水浴させていた
片目も濁ってきて、元気はないけどこの状態で既に2ヶ月近く頑張っている

2年以上一緒にいたので、小さな命だけど大切にしていた



最後まで面倒を見てあげたいと思う



片付けを済ませ、実家に向かう


まずはバイク屋で目当てのバイクを即断即決で購入
メンテナンスに1週間程かかる旨を了承し、今度はケータイショップへケータイプランの見直しに

2時間程時間を取られたけれど、納得の行く内容に満足して実家に帰る









実家に帰るとじいちゃんとばあちゃんが夕飯を食べていた

オカンはまだ仕事だろう

弟はいつも仕事が遅くまでなので、今日も日にちをまたぐ頃に帰ってくるはずだ




じいちゃんは僕が体調を崩していたのをオカンから聞いていたらしく、えらく心配していた


僕はと言うと、もうだいぶ良くなっていたので、元気な姿を見せる事でじいちゃんを安心させる事が出来た



まだこの時は、じいちゃんが亡くなるなんて微塵も思ってもいなかった
















夜遅く、ばあちゃんが慌て騒いでるのでどうしたかと部屋を出た


じいちゃんが腹痛を訴えはじめたらしい



どの程度の痛みかはわからないけど、相当苦しそうだ

救急車をとにかく嫌う頑固な性格なので(人様に迷惑をかけたくない)、タクシーを呼べと言う

オカンと僕は慌ててタクシー会社に連絡するも、夜半の為繋がらない

その間にもじいちゃんは辛そうだ

やっとタクシーが捕まってあと10分程で来ると知ると、じいちゃんは布団から立ち上がって自力で歩いた

なんたら頑丈なじい様だと、つくづく感心させられた

じいちゃんは自力でタクシーに乗り込み、オカンの付き添いで病院に向かっていった


不安を募らせながらも、僕はまだこの時じいちゃんなら大丈夫だろうと思っていた…













持ち塩

週3くらいのペースで仕事終わりにランニングしてますワケあってランニングコースを変えることにしました只今新たなランニングコースを模索中の店主の冨田です★



先日こちらに書いたので細かいとこは端折りますが、僕が走ってたコースで1箇所猛烈に鳥肌の立つ場所があり、気にせず走ってたのですがそんな事をお客さんと話していたら流石皆さん地元のお方達




「あそこらへんは出るって噂ですよ」




「ああ、首吊りとかあったとこですよね」





「もしかしてトイレの付近じゃないですか?ヤバイですよあそこらへん」





「昔から曰く付きのとこですよ其処」




「夕方でも薄気味悪いのに良く夜中にあんなとこ走れますね」







とまぁ、出るわ出るわ良くない話……笑





とりあえず僕は月1でリセットの意味も込めて清めの塩と日本酒をお湯のたっぷり張った風呂に入れて浸かるセルフ除霊をしているので、5月の末尾にこれをやって心身共にスッキリさっぱりしておりました



が、やはり今後こんなことがしょっちゅう起こってたらたまったもんじゃありません

毎日清めの風呂なんかやってたら水道代、ガス代、日本酒代(鬼ごろし)、粗塩代がバカになりません


そう言う方面に明るい友人に相談したところ


「持ち塩した方が良いよ、俺もしてる」




と当たり前の如く持ち塩をポケットから取り出し見せてきました




持ち塩とは……

清めの塩、まぁ粗塩でも岩塩でもなんでも良いのですがとりあえず天然の塩を小袋や和紙なんかで包み、小さい巾着袋などに入れて持ち歩く御守りの様なモノです



詳しい事は各々その手のサイトで検索してみて下さい笑




とまぁそう言う事があってじゃあ早速あちきもやってみようかしらん




なんてまだ持ち塩袋もなんもないのでとりあえずビニールパッキンに入れて持ち歩くことにしました













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僕が持つと明らかに違う意味で「ヤバイ」ビジュアルになっております笑




幽霊にマークされる前にサツにマークされそうです





しかしこれを始めてから数日、重かった左肩が軽くなりました(マジで)


やはりなんか乗っかってたのでしょうか?笑



塩は毎日使い終わった後は水に流し、次の日新しいビニールパッキンに新しい塩を入れて持ち歩いております



ランニング同様しばらく継続してみようと思う今日この頃




皆さんも試してみてはいかがでしょうか笑






それではまた♪








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#東京都北区 #十条駅 #十条 #十条商店街 #古着屋 

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