ナンバーワンの彼女とはその後の麿の転勤ちょっと前まで続いた。
とは言ってもクラブの人気上位の子はみんな身持ちが固く普通より少ないデートだった。
彼氏が居ることがバレると口さがないライバル達が客に告げあっという間にランクが下がるから、、、
ある時食事して横浜埠頭を散歩した。
霧が凄く深くて数メートル離れると相手の姿が見えないくらい
何でかは忘れたが麿が怒り、
帰れ!と言って背中を向けた。
歩いて居ると後ろからコツコツとハイヒールの音が聞こえる。
振り返っても姿は見えない。
そのままホテルに入ると黙って付いて来た
部屋に入ると、
私が付いて来てるのわかって此処に入ったでしょう。 ずるい!
その通り
まるで石原裕次郎の映画、夜霧よ今夜もありがとうのワンシーンみたいだったので今でもかなり鮮明に覚えて居る
その後、彼女は店を辞め美容院を始めたが商才が有ったのか3軒に増やした。
その頃、麿に、
これでもうジョーさんに小遣い不自由させないからね
カチン
ふざけるな! 女に面倒見て貰う程落ちぶれては居ないわい!
全く麿は男意識が強すぎるのか、見栄っ張りなのか
これも彼女と別れるようになった原因の1つ