って書くとま〜た辞めたのかと思う人が多い筈だが今回は違う
銀座の店は西5番街にあった。
右隣は同業の婦人服屋、左隣は後に神戸から来た靴やに変わったがその頃はアクセサリー店。
前は高級婦人帽子店、その隣は若者向けの用品店。
ここにはたまにその頃有名だった黛ジュンが来てた
何気なく入ったが麿の居た店は中年の顧客が殆ど
若者向けの店に入れば良かったとやや後悔した記憶がある
同じ並びに田園って高級喫茶店があり、有名な女優入江たか子の旦那が社長。
後、2、3人居たが若い女を連れて来ては、
この子どう?って聞く
まぁまぁって答えると悔しがって又別な女を連れて来る
この社長にも可愛がられて向島の料亭に一泊で連れて行って貰った事もある
田園の前には陶器で有名なたち吉って店もありまぁ知られた通りだった。
昼飯にはオーバーに言えば一丁目から八丁目まで歩き回った
表通りの店は高いので滅多に行けず安くて旨い店を探して路地から路地へと歩き回った
だからその頃は銀座は俺の庭みたいなものだと豪語していたがあれから60年!
今や路地はすっかり様変わりしてお上りさんになっちまった