先日「記憶する技術」(伊藤真 著)を読みました。
伊藤真氏は司法試験などの法律資格の受験指導校の塾長さんです。
司法試験と言えば日本で最高に難しい試験。
司法試験に合格するための記憶術ですから、相当すごいものだと思って読み始めました。
本の前半は、想像していたとおり、記憶術がいくつか紹介されていました。
ところが後半に入っていつの間にか、人生論的な話になってきました。
印象に残った言葉が、
「自分の目の前の出来事にどういう意味を与えるかは、その人自身が決めることだ」
「忘れられないマイナスの記憶はプラスに変えてしまえばいい。つまり自分にとってマイナスの記憶と思っていたことが、実はいまの自分にとってプラスになるのだと、意味の転換をすればいい」
なるほど!と思いませんか?
記憶の意味を転換する。
そんな発想、わたしは持っていませんでした。
これをすることにより、人生をもっと前向きに生きていけるような気がしてきました。