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       【YouTube版】ブラジル日系移民、一世紀の苦闘

 民族別学力でダントツ。日系移民がブラジルで尊敬される地位を獲得するまでには、日本人の「根っこ」に支えられた苦闘の物語があった。
■■ 転送歓迎 ■■ No.3410 ■■ R05.12.28 ■■ 4,078部■■


■1.「ブラジルでは日系人は人口の1%しかいないのに、大学生は10%も占める」

 筆者がアメリカに留学していた時に、ブラジルから来た留学生から「ブラジルでは日系人は人口の1%しかいないのに、大学生は10%も占める」と聞いて、嬉しく思った事がある。

 たとえばサンパウロ大学は、ブラジルのみならずラテンアメリカ世界での最難関大学であり、多くのブラジル大統領を出しているが、そこでの日系人学生は9.5%を占めている。

 民族ルーツ別の小学生の算数の成績では、1位が日系、2位ドイツ系、3位東欧系だが、日系は学習進度で1年分の差をつけているという「ダントツ」ぶりである。

 筆者が嬉しく思ったのは、日本人が優秀だ、という事ではない。ブラジルに移住した日本人も、親は子のために尽くし、子もその恩に応えて頑張る、という日本人らしさを発揮しているのだろうと想像したからだ。

 私自身も一度、ブラジルに出張して仕事をした事があるが、多くの日系人社員が企業の幹部を務め、その誠実さと有能さは、日本からの駐在員に勝るとも劣らないと実感した。ブラジル国内でも日系人はいまや社会的に尊敬されている。

 親が子を思い、子が親の恩に応えるという、いかにも日本人らしい成功物語が地球の裏側で展開されたと私は受け止めていたのだが、それがいかに浅薄な理解であるかを、深沢正雪氏の『「勝ち組」異聞─ブラジル日系移民の戦後70年』[1]を読んで知った。

 深沢氏は長らくサンパウロ市の邦字紙「ニッケイ新聞」の編集長を勤め、この本でも現地で集めた多くの史実を紹介している。それらを通じて、ブラジルの日系移民が今日の地位を得たのは、一世紀もの間、幾多の苦難を乗り越えてきた苦闘の結果である事がよく分かった。


【続きは本編でご覧ください】

 


 

【ブログ版】 http://jog-memo.seesaa.net/article/201706article_7.html


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