■■■ JOG Wing ■■■  国際派日本人の情報ファイル  ■■■

           先人たちが遺してくれた南洋群島との絆

 南洋群島(ミクロネシア)の人材・経済開発に捧げた我が先人たちの労苦は、素晴らしい絆を現地に残している。
■■ 転送歓迎 ■■ No.3408 ■■ R05.12.14 ■■ 4,078部■■


■1.「ほう~、日系人の大統領ですか!!」

 弊誌684号では、昭和54(1974)年8月にミクロネシア連邦から小中学生が東宮御所を訪れた際に、当時の皇太子殿下(現在の上皇陛下)と、こんな会話があったことを紹介しました。

「ローズマリー・ナカヤマ? それは日本人の名前ではありませんか」。

 引率リーダーの一人、ローズマリーのネームプレートを見て、皇太子殿下(現・上皇陛下)は尋ねられた。

「はい、私はトラック(諸島)出身で、父は日系二世、祖父は神奈川出身の日本人です」とローズマリーは日本語で答えた。

「そうですか、お父様はご健在ですか、なにをなされておられるのでしょう。」

「はい、父は今大統領をしております」

「ほう~、日系人の大統領ですか!! お父様にもぜひお会いしたいものですね」

 子どもたちを引き連れてきた数人の大人たちとも、殿下は日本語で会話をされた。一行の中には、一目で日本人の血を引いていると分かる子どもたちもいた。そんな子どもたちを見守る殿下の眼差しは、温かく、優しさに溢れていた。


【続きは本編でご覧ください】

 

 


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