(人間力を)ひと言で言うと「受け入れる力」だと思います。自分のよい部分、醜い部分、そして人や自分を取り巻く環境、すべてを受け入れる力です。それは、一般的に「人間力」といわれる要素すべてに通じます。
 

 例えば「感謝する力」と「敬う力」。自分が周りの人によって生かされていることを受け入れないと、感謝の心は生まれませんし、自          
分より相手のほうが優れていることを受け入れないと、尊倣の念につながりません。
 受け入れる力がある人は、目元も優しい表情をしています。人の話を繊実に闘くため、相手が話しやすい顔つきになるのでしょうね。

 

(内面を磨くために)私か毎晩寝る前に1分程度の時間で行っている「あおいかわ」がお勧めです。
 「あ」「お」「い」「か」「わ」の一語ずつに込めた思いを自らに問いかけます。
「あ」愛をもって、自分や人に接することができたかな。
「お」慮ることができたかな。人だけではなく自分をも。
「い」祈れたかな。自分や人の人生が幸せであるようにと。
「か」感謝できたかな。自分に命や役割が与えられたことに。
「わ」笑いましよう。
 愛、慮る、祈る、感謝する、と堅い感じが続くので、最後は「ははは」と笑って楽しい気持ちで眠りにつきたいですね。この「あおいかわ」を実行できたかなと一日を振り返り、「さあ、明日もまた実行しよう」と眠りにつくことにしています。

 

『れいろう』R0309

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