ゴジラ伝説 LIVE 2014 | クラバート・ガレージ

ゴジラ伝説 LIVE 2014

ゴジラ伝説LIVE2014、やま団長を通じて招待していただいた。



以前書いたように、ゴジラ関係のアレンジ、REMIXアルバムは後年各社、各人が発売しているが、マトモなものはほとんどない。

たとえば、最近のゴジラに合わせて発売された、99年のREMIXアルバム、小西氏によるゴジラの息子のREMIXが唯一お気に入りではあった。しかし、それはゴジラ音楽としてのお気に入りではない。
上質なファンクミュージックとしてのお気に入りである。

他のアレンジ楽曲もすべて、「ゴジラの音楽」ではあった。

あのメロディが流れればそれは「ゴジラ音楽」だ。

しかし、それは「それだけでしかない」と同義だ。


理由は簡単だ。「愛」が感じられないからだ。特にFW時のなんて酷かった。

83年にゴジ伝があれほどの影響を与えたのは、ヒカシューが最先端だったからだけではない。
井上氏を筆頭とした送り手全員に、狂的な愛があったし、受け手もそれを感じていたからだ。

今風のモノを出すなんて軽い気持ちで乱造されたものが、そのクオリティに届くわけがない。


ゆえに最先端と今風とは、ダブルの意味で、全然理由が違う。

井上(雅夫)さんのゴジラと同じである。
ディティールや辻褄など、些末にすぎないことを我々は知っている。

それと同じだ。

かたや音楽、かたや立体による「狂的な愛」。

それらが、井上を冠する天才二人によってあの時代に形成されていたことを、今こそ真摯に受け止めようではないか。




…とまぁ硬いことをツラツラ書きましたけどね、LIVE、スゲェ良かったですよ。
今まで行ったLiveで一番でした。これは断言します。

開幕早々の、チャラン・ポ・ランタンさんの栄光丸船上の唄、これが泣けるんですよ。
あんな格好良い曲だったとはなぁ。

巻上公一さんのネルソン演説~モスラの唄~マハラ・モスラ~岩島決戦という組曲、最高でした。アレンジの最高峰です。
これはアルバムには入ってない流れですからね。LIVEDVDの発売を熱望!!!!

決戦で確立されたラドンのテーマから「追撃せよ」に繋ぐとか、もう鳥肌立ちっぱなし、〆はもちろん大戦争で大騒ぎ。


そして、ついにBOXが再発されます!!

http://bridge-inc.net/godzilla_legend/

これを聴いて昭和ジュラ紀にタイムスリップしませう。

団長、村上さん、本当にありがとうございました!!