5時間帰還
「今から新幹線で帰ります。」
名古屋に行った後輩が関西に帰ってきた。
…日曜の夕方4時に。
関西人には名古屋の生活はツライ。僕もそうだったからよくわかる。
週末の数時間だけでも関西で過ごしたくなるのもわかる。
関西を実感させるために南堀江~アメ村周辺をうろつく。
ちょうど串カツの店があったので入った。
いわゆる大阪フードを食べ、彼は名古屋に帰っていった。
関西と東海の境ってどのあたりなんだろう。
中学校の時、津市に住んでいた。
パノラマ島奇譚のT市だ。
名古屋から電車で1時間以内と考えると、津市は東海圏だろう。ただし津市は近鉄線のお陰でやたらと大阪に行きやすい。よく難波に遊びに行ったものだ。
でもそれより南の松阪とか鳥羽なんかはとても東海的な印象がある。
車でいうと、名神高速だと、滋賀県瀬田東を越したあたりで、関西の風景と東海の風景が混合してくる。琵琶湖の東岸は若干関西のイメージが弱まり、岐阜的になってくる。
こう考えると、土地感覚っていうのは、地図上の明確な線引きではなく、自分の心象とも密接していたり、交通の便に随分左右されるものだと気付く。
それにしてもタフな奴だ。彼は名古屋に住んで3ヶ月間一度も帰ってこなかった。
なにせ21歳のころの僕は、週末毎に帰ってたからな。
まぁ頑張れ。疲れたらまた帰って来いよ。
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