Back to the 80's ザ・特撮コレクションモスゴジ その4
ラスト!
結局どこをいじったかというと、上顎のラインです。
このカバ状の上顎を
このあたりのラインで切り取る。
それだけ。
もうあまり覚えていないけど、歯のパーツの位置もそれに準じて若干上にズラすくらいはしたかもしれません。
なんせ20年近く前のことで…。
↑サラッと嘘つかないでください(笑)
あ、ボディの鱗表現には「溶きパテを塗って、マイナスドライバーでツンツンつついてそれらしくしてやろう」みたいなことが書いてありました。
僕作のは、あまりちゃんとやってないですね。顔が思い通りに出来て、満足してしまったんだろうなぁ。一応、溶きパテを塗って、爺ちゃんのドライバーでつついた記憶はあるんですが。
今回思ったのが、このキット、かなりポテンシャルの高いキットなんじゃないかということ。
古本屋で見たホビー誌等には散々書かれていましたが、確かに体表表現には難ありだと思います。
そして体表の作り直しに、非常に適さないキットです。
何故かというと、スーツのゴジラでいう表皮の凸の部分に、キットのボディラインを合わせてるんです。
よってそれのうえからエポパテのような厚みのあるモールドを入れると、着膨れしてしまいます(モデルアートの作例でコレやってしまってた)。
この書籍の溶きパテでモールドを刻むというのは、対象年齢にも合っており、かつ非常に効果的に作用していると思います。
最も理想的な方法としては、全体的にハンダゴテでモールドを入れていくという方法でしょう(たしかHJの84年1月の読者投稿欄にコレに準じた作例が載っていました)。
この本の作例も、実際にはそうしてるのかもしれません。
とまあ、体表に関してはかなりやっかいなキットではあります。
しかしですね、ボディラインはかなりイイ線いってると、思うんですよ。
特に、この後ろからの写真。
この後ろ姿、見事にモスゴジですよ。僕がこないだ造った奴よりよっぽどいいんじゃないですか(笑)?
ちょっといじるだけで、少なくとも書籍作例のこの雰囲気は出せる。
そして、なにより(省かれていましたが・笑)顔はちょっとの改造で大幅に変わる。
素晴らしいジオラマ写真も伴い、格好良いゴジラでした。
長々と書きましたが、悪名高き700円モスゴジ、ちょっとは見直していただけたら、と思います。
追伸
写真の画像を見ていると、ちょっと頬の辺りが違うような気がしてきました。もしかしたら、書籍作例は、頬の辺りも削ってるのかも。
十数年ぶりに、もう一回挑戦してみようかなぁ(笑)
おわり