上越物語~夢への一歩 -115ページ目

職人のパパ~はじめに

父が癌になる前の私たち家族のことを少しだけ書きたいと思います。
家族は父、母、兄そして私の4人家族。
父は、50年以上職人さんやお祭り屋さんのはっぴや腹掛けなどを縫製している職人さんで、母は父の仕事を一緒に営んでいました。
お店は、東京の練馬の千川通りに35年お店を構え、頑固でぶっきらぼうですがお客様には大変に愛されにていました。
そして、兄は大学を卒業すると家をでて会社の寮に入り独身生活を謳歌しています。
私はというと、今では当たり前になっているいわゆるフリーター。
表向きは、税理士になると言って、実際は週に3日ほど働いてあとはギャンブルにのめりこんで悪運がよく、ギャンブルで貯金まであり、そんな生活を謳歌していました。

その生活の中、父の様子が少し変なことに気づきつつも自分が病院に行かないのだからと私たち家族は放置をしていました。
父が病院に行く年のお正月に、家族で兄の会社の寮に家族で遊びに行った時のできごとです。

会社の寮の部屋で横になっている父が顔をゆがめていて、おそらくお腹に激痛が走っているんのだろうと推定されましたが、私は、母に「あの人もう長くないね」と淡々と言っていました。
病院にいかないのは自分だし。と…

特別仲が悪い家族でもなく、というよりも普通の家族よりも仲がよかった私たちでしたが父の病気に関しては、どんなに言っても自分が行かないのだからしょうがないよね。

と片付けていました。

そんなある日、やはり母は気になったらしく、自分がどんなに言っても聞かないので親戚の叔母さんにお願いして病院で検査するように話をしてもらったのでした。

父は、叔母さんが連絡して話してくれた次の日に、銭湯に行って身体を清めて、家から自転車で5分位の救急病院に行った事がこの物語の始まりでした。


はじめに 長い闘病生活のはじま 手術の翌日 手術の翌々日 急変 回復 退院 驚異的な回復力
運命を変えたテレビ

都美子さん

職人のパパ

【職人のパパ目次】
はじめに
私たち家族のパパが病気になる前の話です


はじまり 叔母さんからの挑戦状 上越のS君 恩師との完了 東京のMちゃん 職人のパパ ママちゃま 都美子さん