例のずっと社内で作成している音楽史年表がいよいよ印刷、納品されるにあたり、
B2サイズを4枚つなげているため、社内で内職が要りようとなる。

事務の女性に倉庫作業をしているパートの方に依頼するか、
他エリアの事業所(大阪以外)に依頼するかなんとかすれば大丈夫と言われた。
しかも社長が依頼するから、と。


その際に先の話よりホラーな話がでてきた。


私よりはるかに先輩、
経営者の縁故入社、会長の兄弟の娘的な方が
昔から他事業所にいるのは噂ではきいていたが
この春、その方もいよいよデスクすら取り上げられ、
倉庫の長机で作業しているから、その方が暇なはずだというのだ。
倉庫内にはいるが、出荷担当というわけでもないらしい。


よくよく聞いてみると、
まあ、仕事ができないのはよくある話ではあるが、
そこからパソコン与えてもゲームやネットサーフィン、私用にしか使わないから無駄だ、と、
そこの支店長にまず、パソコンを取り上げられ、
電話番をやらせようにも、
電話を取れば、クレームにしかならず。といった具合だそう。


で。


「何もさせない」のが一番会社にとって貢献する形なんだそうだ。



支店長が社長にたのんでも
社長すらも辞めさせることができない立場の人らしく、
でも、使えないからいよいよこの春、倉庫の隅の長机となったらしい・・・

「あ、でも内職もきっちりやるかは謎なんでダメかもですね〜」
と言われ、私は思わず絶句して聞いてみた。


一日中、仕事どころか、何もすることがないっていうことは、私物のスマホでもずっと見てるってことですか?と。



事務員さんも苦笑いしながら、そうじゃないですかねえ、とのこと。



ホラーでしかない。
私なら絶対辞めるがなぜ辞めないのだろう。
不思議すぎる。


お金ならなんとでもなるが、
そこで無駄にしている時間は無駄にしかならない。
お前なんか不要だ、と言われる場所にずっといるのは
命を削る作業だと、私なぞは思う。
必要とされる場に行けばいいのに。
お前はゴミだの、親に要らんといわれても
そんなことはない、お前には価値がある
価値がある、と何度も言い聞かせるように言ってくれる今の家族に拾われたように。



おかれた場所で咲け、なんてごう慢な恵まれた人が遠くで言っている。
花とちがって足がある以上、人間は動いたり逃げたりしていいものだと思う。



でも、そこにいるということは、
一日、家でぼんやりするよりは会社でぼんやりがまし?ということだろうか。
謎は深まるばかりだ。


いっそ、お手間を増やすのも忍びないので内職外注しますか?
見積とりますか?と連絡すると、一瞬で却下された。


春はなんだか落ち着かない。
やることはやっているはずだが、すべての手ごたえがうっすらぼんやりしてしまっている。



今日は面接なのか、
例の古株は珍しくパリッとしていた。



・・・そっと、心のうちでは(!)応援しておきたい。